#西畑大吾 ページ16
※natural 西畑大吾より
「なんで自分がセンターなのかなって思いました」
そう言ったのは、なにわ男子のセンター、西畑大吾。
「Aがおるやん。なんで？って…結構不思議で」
＞悩みましたか？
「悩みとかじゃないんですよ。疑問？間宮A差し置いて真ん中なんて立つ…？誰が？俺？って」
＞断ろうとは思わなかった？
「まさか。この世界で拒否なんて出来ませんよ。それくらいあの時の僕らは希望が少なかったんで」
KinKanやなにわ皇子が自然消滅になってからのことだ。
関西ジャニーズJr.としてもなにわ男子としてもセンターに立っていたのは西畑大吾だった。
間宮Aは関西ジャニーズJr.を引っ張っていた存在。
そんな間宮ではなく、西畑がみんなをまとめる存在に立たされたのだ。
「Aはね…僕にとってヒーローなんです。あいつ、いつもカメラの前ではキラキラしてるでしょ。一人でも向こう側(お客さん)がいたらアイドルで…隙がないって言うんですかね」
そんな間宮が、最初は苦手だったという西畑。
雑誌で一度、語られたことがある。間宮と西畑の対談で、過去を振り返っていたものだ。
それを改めて振り返って、西畑は少し眉を下げながらも語った。
「今更こうやって声に出すの…恥ずかしいですね」
今までの取材で一切口にすることなかった間宮との馴れ初め。
今では最強シンメとも語られるような2人は、決して最初から完全ではなかったのだ。
「Aがね"俺の半身になって"って言ってきたんです。普通シンメってなりたくてなるもんじゃないのに、あいつはそうじゃなくって。身を任せられる相棒を探してたんです、帰る場所ともいうんですかね」
＞それはいつ頃？
「もう6年くらい前の話で、最初は断り続けて。間宮の相手なんて絶対無理！」
＞今と真逆ですね
「ホンマですよ笑。あの時は僕も甘えてたから、自分は前に出なくていいって思ってた」
「嫌いって言ったんです。何度も誘ってくるから、お前が嫌やからって…馬鹿でしょ」
カメラに背を向けて、西畑は語り続ける。
語るというよりも自分への戒めのようで、その背中は小さく見えた。
「今思うとかなり傷つけたんちゃうかなって。あの時は子供やったから、平気で人を傷つけるようなこと言っちゃう。大人になってから後悔することがいっぱい」
＞そこからどうやって今のようになった？
「それがなぜ西畑がセンターなのかに繋がるわけですよ」
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