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それから時間が経ち、残りのメンバーが楽屋に戻ってきた頃。
藤原「ん？あいつらまだ帰ってへんの？」
西畑「午後はオフって浮かれとったしおらんやろ」
大西「あ！見て、あれ」
大橋「…平和やなあ」
扉からでも、ソファーの背もたれから見える衣類。自分達のもあり、余計不可解で。
近寄るとそこには、寝てる間宮を守るように道枝長尾高橋の3人がくっついて寝ていた。
人肌で温めようとした3人はいつの間にか一緒に寝ていたのだろう。
藤原「どういう状況？」
大西「ミヤくんがお疲れやから、寝かせてたんとちゃう？」
西畑は間宮に近付き、顔に触れる。
熱があるのではと思ったが、微かに熱いくらいで安堵する。
すると間宮の瞼が揺れ、目を開けた。
パチリと目が合い、間宮は不思議そうな顔をした。
『何この状況』
西畑「俺が聞きたい」
『え？動けん。重…何？首動かん』
大橋「マミー今ぐるぐる巻きにされてんでー」
藤原「そういう妖怪かと思った」
大西「ふざけとらんと、みんな起こして帰るで」
実は間宮は少し前にも目を覚ましていて。マネージャーが既に様子を見に来ていたのだ。
熱もバレたし怒られもした。その時に薬も飲み、そのまま安静にしていた間宮は先程までの高熱は治まってきたのだ。
ただ可愛い後輩の善意を守りたくて、マネージャーには秘密にするようお願いしていた。
バレたことも、後輩以外から助けられたことも全部。
元はと言えば自分のわがままが起こした小さな事件なのだけど。
『ありがとうな』
長尾「Aくんのためなら俺なんでもするんで！」
道枝「これからはちゃんと頼ってくださいね」
高橋「Aくんに死なれたら俺も死んじゃうんで」
『大袈裟すぎん？』
楽しそうな間宮と力になれて嬉しそうな信号色の3人を、他のメンバーは温かく見守っていた。
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信号入所7周年
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