桃×青 JW _3

甘い甘い 桃×青@リク ページ40

桃* マシュマロ様@リク







事の発端は、
俺たちがグループでやらせてもらってるラジオでのことやった。







｢いやぁ〜でも、"流星さん"はさぁ？｣



｢え…？…ぁ、あぁ、うん。｣








その時は特に何も意識はしてなかった。

リスナーさんからのお便りを読んでた時、
そのリスナーさんが、流星のことをさんって呼ぶのがなんとなく面白くて、真似して呼んでみた。




そしたら流星は一瞬固まったけど、何事も無かったかのように話を続けた。


まぁちょっとびっくりしただけで、あんまり気にならんかったんやろう、そう思ってた。



それが今回間違っていたらしい。







.








｢流星、いい加減機嫌直してや｣



｢別に機嫌悪ないし｣







さっきから全く目を合わせてくれない上に、そっぽ向いとるやつがよく言うわ。







｢ごめんって、さん付けが嫌やったん？｣



｢別に。｣







そういうのって大概肯定の意味で捉えるんですけど。まぁそういうことやろう。




恐らく流星はその場では何も無いフリをしたが、内心さん付けが少し、いや相当嫌やったらしい。



逆になんでそんな嫌やったんか分からへんけど、まぁ天然流星にしか感じないこともあるのだろう。



そう考えて、とりあえずリビングのソファに座る流星を後ろからそっと抱きしめる。







｢ごめんって、流星。｣



｢抱きつかんといてくれる？"望さん"。｣








えっ、反撃してきた。



それにしても…確かにさん付け嫌かも…。


やってなんか他人行儀というか、あなたとは仲良くありません。みたいなそんな雰囲気を出されるというか…。

とにかく流星の気持ちがなんとなくわかった気がする。

それに若干拒否られたのも結構な傷。




こうなったら、必死に懺悔するしかない。←







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