狼人間 【青】

狼人間.16 ページ16

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｢おはよ、｣



｢お、おはよ…。｣






昨日望に話したせいでやけに意識してしまう。
なんかもう顔が熱い。







｢ん？どうかした？顔赤ない？熱あるん？｣







そう言うと藤井くんの手がおでこに触れる








｢あっ…！｣







緊張からか手を振り払ってしまって、藤井くんも驚いてる。








｢あ、あ…ち、違うの…これは…！
…っ、ご、ごめん！今日は先行くね!!｣








名前を呼ばれた気がしたけど振り向かずに突っ走っていった。





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直ちになぎちゃんに相談。








｢ふーん、それで避けていると。｣



｢はい。｣



｢もーなんで素直になんないかなー？
藤井くんだってそれなりに待ってるんじゃないの〜？｣



｢何を…？｣



｢こ、く、は、く。｣







こくはく、こくはく…告白…







｢告白ぅっ!?｣



｢ちょ、うるさいっ！｣



｢な、な、な、なんで私が!?｣



｢だって藤井くんだって気がなけりゃAのことなんて守んないでしょ？｣



｢そ、そうぅ…!?｣



｢そうに決まってるじゃん！
てかちゃんと話しなよ、じゃねー！｣







なんて雑なんだ…なぎちゃん。昔から変わんないけど…。てゆうかどこに行くの、今から授業なのに。








｢A…｣



｢え、あ、あ…ふ、藤井くん…。｣







そうゆうことかっ!!







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