検索窓
今日:8 hit、昨日:9 hit、合計:69,841 hit

狼人間.12 ページ12

.








ガラッ







「失礼します、濱田先生いますか…
っていないね、出張かな?」








保健医の濱田先生を呼ぼうとしたけど今日は出張だったみたい。








「どうする?寝とく?」








そう問いかけても何も言わない藤井くん。


いつもみたいに目がキラキラしてないから余計心配になる。ほんとにどうしたんだろう、


そう思った時ようやく藤井くんが口を開いた。








「なぁ話あるんやけど。」



「うん?どうしたの?」







またそのまま腕を引っ張られて保健室のベッドの方へ行き、ベッドに2人で座る。



カーテンも閉めて、窓も閉めて、ドアの鍵も閉めて…。








「ふ、藤井くん…あの…さすがに…」



「俺な、
"狼"やねん。」



「え?」








いきなりのこと過ぎてちょっと頭がついて行かなくなったのかな?結構この距離感にも緊張してるし、きっと聞き間違いだよ。








「ごめん、もう1回言って?」



「俺、"狼"やの。」








どうしよう、何回聞いても"狼"としか聞こえない。幻聴?それとも藤井くんがおかしいの??








「なぁ、思い出して、
俺たち昨日も会った。一昨日も夜に会っとる。」



「そ、そりゃ送ってってもらったんだし…」



「そうやなくて、夜。
昨日とかコンビニ行っとったんやろ?」








なんでそれを知ってるんだろう、


昨日は学校の友達にも、ましてや藤井くんにも家からわかれて会ってないはずなのに。







「わかった、これやったら信じてくれる…?」







1度座っていたベッドから離れて、カーテンの後ろへと隠れた藤井くん。


きっと着ぐるみかなんかで出てきて、えへへ、嘘でしたー!ってやつなんだろう。


藤井くんは意外とボケたがりだしね。



なんて微笑んでたら、さっとカーテンが開いた。



にこにこ笑顔で迎えたら、そこに立ってたのは人間でも、着ぐるみでもない。









金色の目と、青みがかった美しい漆黒の毛並みを持つ狼だった。





それも昨日みた狼と同じ。








.

狼人間.13→←狼人間.11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
377人がお気に入り
設定タグ:藤井流星 , ジャニーズWEST ,   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のぞみ - ありがとうございます。 (2018年6月9日 18時) (レス) id: 432bb1cd17 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - ありがとうございます!さっそく読みました♪延長、楽しみにしてます! (2018年6月9日 18時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
もりゅう(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとうございますm(_ _)m出来る限り早く書き上げます! (2018年6月9日 18時) (レス) id: fa38ddbb98 (このIDを非表示/違反報告)
もりゅう(プロフ) - 有香さん» リクエスト本当にありがとうございましたm(_ _)m (2018年6月9日 18時) (レス) id: fa38ddbb98 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - いつも読ませていただいています。流星くん甘々が見たいです。 (2018年6月9日 17時) (レス) id: 432bb1cd17 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もりゅう | 作成日時:2018年4月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。