狼人間.11 ページ11
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「なんでいるの…。」
「危ないから。」
玄関を開けてすぐに見えた長身。
もうもはや顔を見なくてもわかる。
「そんな心配なくても私は大丈夫だよ、藤井くん。」
毎日送ってもらってるのに、朝のお迎えまでなんて、もうすることカップルみたいだよ、
みんなに誤解させちゃ藤井くんにだって悪いのに。
私は…まぁ、ね。笑
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学校に着いてクラスへ入ると聞こえてくる話題は今朝ニュースでみた狼の話。
「ねぇ、やばくない?
うちめっちゃ近所なんだけど!」
「怖いよねぇ!やっぱ目合ったらやばいのかな!?」
「それ猿でしょ〜!笑」
明るい女子たちの会話もほどほどに、
なんとなく隣の藤井くんを見ると
なぜか俯いてる。
いつもなら机にうつ伏せて眠る体制に入ってるのに。
「どこか調子悪い?」
「……いや…。」
「絶対悪いんでしょ、保健室行っておいでよ、
一緒に行こうか?」
そう言うと藤井くんはゆっくり立ち上がって私の腕を引っ張る。
一緒なら行くってことなのかな、笑
ちょっと心の中でひっそり喜んでたり…。
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のぞみ - ありがとうございます。 (2018年6月9日 18時) (レス) id: 432bb1cd17 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - ありがとうございます!さっそく読みました♪延長、楽しみにしてます! (2018年6月9日 18時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
もりゅう(プロフ) - のぞみさん» いつもありがとうございますm(_ _)m出来る限り早く書き上げます! (2018年6月9日 18時) (レス) id: fa38ddbb98 (このIDを非表示/違反報告)
もりゅう(プロフ) - 有香さん» リクエスト本当にありがとうございましたm(_ _)m (2018年6月9日 18時) (レス) id: fa38ddbb98 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - いつも読ませていただいています。流星くん甘々が見たいです。 (2018年6月9日 17時) (レス) id: 432bb1cd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もりゅう | 作成日時:2018年4月15日 1時