あなたを救いたい (ページ2)

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あれは偶然見つけたの

図書館で魔法薬学のレポートを終わらせようとしてたら、机に誰かの羽根ペンが置きっぱなし。

｢…誰のかしら｣

手に取って眺めていると小さく【R.L】と刻まれているのが見えた

R.L、、思い出せそうで思い出せないもどかしさが頭をぐるぐるする

諦めて机に戻そうとした時、

｢ハァ、ハァ…ごめん！その羽根ペン少し見せてくれる？｣

肩に手を置かれて後ろを振り返ると息を切らした同寮のリーマス･ルーピンがいた

そうよこの子よ！R.Lの謎が解けてスッキリしたわ

｢ええ！R.Lと刻まれてるわ、これあなたのでしょう？｣

手渡すと心底ほっとしたように彼は受け取った

｢そうだよ！僕、ずっとこれを探してたんだ｣

話を聞くと、この羽根ペンは両親からの誕生日プレゼントだったらしい

｢もう無くさないようにね｣

少し笑いながら言うと

｢…うん、気をつけるよ｣

彼は少し置いて返事した