爆豪の衝撃 ページ7
あの日、お母さんにもらった赤いリボン。仕事のときに毎回髪を縛るのに使っていた。
私も、真似をしてポニーテールにする。
「………！見たことないか！？あの後ろ姿」
「もしかして………！」
私のお母さんは、元No.3。ナチュラルヒーロー、ムーンライト。
オールフォーワンと戦って、死んだ。
個性を受け継いだ私は、ヒーローになると決めたんだ。
「ムーンライト………！」
「勝己！こっち来い！」
「ああ！？何だよクソババア！」
親に呼ばれてリビングに行った俺は、衝撃を受けた。勉強中だとか、反抗もできない。何が起きてるのかがすぐわかった。
「Aが、戦ってる、だと………？」
俺の幼馴染、そしてクラスの学級委員。同じ高校を目指すというライバル。(認めてねぇけど)
俺が画面越しに見たAは、まさにヒーローの顔をしていた。
悔しくなるくらいに。
思わず電話した先は、Aの家だった。
Aの家族はみんなヒーローだ。仕事中であれば出るはずがない。
なのになぜか、かけていたのだ。
当然誰も出ない。当たり前だ。
気になったので、スマホで検索してみると、いろんな写真がアップされていた。
そこに写る敵は、俺でもわかる。指名手配されている凶悪犯。
急に背筋が凍りついた。
Aを失う不安。
交わした約束が、守れないかもしれない。
あいつは女の子だ。
いくら個性が強くても、凶悪犯相手には敵わない。
デクは無個性。
俺が助けにいかないと。
そう思っていたのに、体が動かなかった。
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ルナ(プロフ) - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 9d1b105660 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月5日 21時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2018年7月16日 17時
