番外編:月島湊の武勇伝（？） ページ37
どーも、俺、月島湊。
仁科Aの従兄弟。
「東の雄英、西の士傑」と言われる超名門校、士傑高校でヒーローを目指して青春謳歌中。
そんな俺の親友は夜嵐イナサってやつ。
今はいないけど、仮免試験とかで絶対に見かけると思うぜ。
「八ツ橋食いてぇな」
俺の好物の八ツ橋は京都名物。ちなみに俺のおすすめは生のやつ。
《おーい、湊ー》
お、瑞希から電話だ。なんだろ。
《今日さー、Aが学校休みだからさー、明日からはゴールデンウィークだし、そっちに遊びにいってもいいかー？》
なんて間抜けなやつだよ。語尾全部伸ばしやがって。プロヒーローの癖に。
「プロヒーローの癖に！」
《なんだよ！？で、結局いいのか？》
「もう勝手にしろよ！俺は知らねぇから、母さんに聞け！」
《お、これは許可が出たぞ》
Aー準備しろよー、と間抜けな声が聞こえたもんだから、俺はキレて電話を切った。
でも、少し楽しみに思うのも、嘘ではない。
「よ！来ちゃったぜ！」
「来ちゃったよ！」
さすが兄妹、息ピッタリだな。
「おー。で、何で入らないんだよ」
「月島家の家は広いなーと思って」
「それは仁科家の家の方が広いということを言うための嫌味か？」
「違うよっ！語弊！」
相変わらずAは可愛い。………シスコンとか、そういうことじゃないが、誰が見てもこいつは可愛い部類に入ると思う。
「よーし、じゃあこれやろう！人○ゲーム！」
「おおー、○生ゲームか。俺負ける気しねぇわ」
「なんですってぇ！？」
「だって、あれじゃん。デクと勝己とAとやったとき、俺が一番だったじゃん」
「………ムッっっっかつく！」
顔を真っ赤にして怒るAと、ポテチとコーラを取りだし、くつろぎ始める瑞希。なんなんだよお前ら。
「よっ………と、じゃあやるかぁ」
「やる気無さげなプロヒーロー、サファイア」
「あるわ、ボケ」
「じゃあ私からやる！」
結果。
「くっ、負けた………大差で………」
「だから言ったろ、負ける気しねぇって」
「もう一回！」
「プロヒーロー、サファイアは疲れたのでポテチとコーラとテレビと一緒に寝ます。お休みなさい」
「士傑高校１年、月島湊も疲れたんで寝ます。お休みなさい」
「なんだよぉぉぉぉっ！」
Aが絶叫した(笑)。
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ルナ(プロフ) - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 9d1b105660 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月5日 21時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2018年7月16日 17時
