Code Of Awakening ページ36
「はぁ、おはよう…」
目が覚めたのは朝の７時３０分。休みの日だと思うとつい…。
リビングに向かうとお兄ちゃんがいた。
「お父さんは？」
「学校」
テレビの芸能特集を見ながら答える。
「今日も学校か…」
「まぁ、平日だしな」
…はい？
え、いやいや、だって相澤先生が今日は休日だって…。
「Aは父さんが休ませるって言ってた」
「なんで」
「個性を制御する訓練をしろとの命令が下りました」
「まって、まだ学校間に合うから学校行く」
「特別欠席だから安心しろ」
安心しろと言われましても…！
「お前、昨日の『覚醒』を制御しきれてないまま行ったらどうなるかなんて想像つくよな？」
「でも、」
「焦ってるだろ、A。自分のペースでやればいいんだよ」
「………」
だってみんなに置いてかれちゃうじゃん。
「そんなに学校行きてぇんだったら、はやく制御できるようにならないとな？ほら、行くぞ」
「お手柔らかにお願いします」
「ビシバシいったるわ」
ひぇー。こりゃ死亡フラグだわ。
「はぁっ、もう死にそう………」
「そんなんでへこたれんな、もう一回花を出してみろ」
「だぁっ！」
『覚醒』した花の個性の制御訓練。もう５時間ぐらいたってる。お腹すいた。
出す度に体が軋むし。でも慣れてきたかも。
「よし、大分よくなった。昼飯いこう、昼飯」
「お兄ちゃん、仕事は？」
「今日はオフ」
オフなのに。何で私のために………。
「Aは俺よりも父さんよりも母さんよりも強くなるよ。それに、湊は士傑に入ったから、将来的には仮免試験で当たるだろうし。そういうときのために、Aはちゃんと鍛えとかないと」
へぇ、湊くん士傑かぁ。
「むこうには夜嵐イナサってやつもいる。そいつらに勝てるように、頑張れよ、A」
お兄ちゃんがお兄ちゃんしてる。
「私ラーメンとチャーハンで」
「俺もそれにしよ」
腹ごしらえをしたら、訓練再開！
「花………！」
体の軋みがなくなり、楽に動けるようになった。
個性自体を制御できるようになった。
「お、やったな！」
「………おお！私、なんか凄いわ！」
「どや顔すんな」
でも、目の色が変わっちゃうんだよなぁ。
お兄ちゃんによると、残りの個性も覚醒するらしい。
それがいつかはわからないけど、今回の『覚醒』でわかったことがある。
それは、個性が強力になったことだ。
これから頑張らないとね。
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ルナ(プロフ) - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 9d1b105660 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月5日 21時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2018年7月16日 17時
