セントラル広場 ページ25
「まずは、助けを呼びにいく人なんだけど、私は飯田くんが適任だと思う」
「俺か？」
いつもはあんなに自信に満ち溢れているのに、なんだか不安げな飯田くん。
「エンジンの個性で、誰よりも速く呼びにいける。そうでしょ？」
「そうだが…」
「サポートなら、私超できるから！する！だから」
「お願いね！委員長！」
お茶子ちゃんの言葉に勇気づけられたかのように、飯田くんは、走っていった。
そして、残された私たちだけど…。
「どうしたらいいかな」
「なるべくじっとしているほうがいい」
「そうだな。俺たちに何ができるかっつっても、そんなこと、ねぇしな」
そうだよね…。瀬呂くんや、障子くんの意見に賛成する。
「私が来た！」
「オールマイト！？」
オールマイトがどこからともなく飛んできた。
そのときだった。ただの飾りだったヘッドフォンに音声が流れる。
《A、敵だな？天哉から聞いた。今プロヒーロー全員でそっちに向かってる。すでにオールマイトさんが行ってるはずだ》
「連合の、死柄木弔がいる。オールマイトが戦ってる脳無は、専用に作られたやつだって。相澤先生と１３号先生が劣勢」
今の状況を伝える。クラスが分断されていることも、敵状がわからないことも。
《A、オールマイトさんを援護しなさい。責任は、父さんが取る》
そんな無茶な…。いくら鍛えてるからって…！
《じゃあ、あの時戦ったのは、なんでだ？守りたいものが、あったからだろう？クラスの皆を、守りたくないのか？》
「…守りたい。そんなの、守りたいに決まってる！傷つけたくない！」
《あのとき１人で戦えたお前なら、今回もできるはずだ。ただ、邪魔をしてしまうようなら退きなさい。父さんたちが来るまでだ。その間だけでいい。皆を守れ》
「…わかった」
大丈夫。皆がいる。怖くない。私なら、できる…！
「仁科A、戦闘に入ります！」
「ちょっと！？Aちゃん、危ないよ！！」
「仁科、やめろ！」
後ろから皆が制止しようとする声が聞こえる。それでも私は。
「戦うよ。見ていて、お母さん」
「風、加速！！」
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ルナ(プロフ) - 鈴木美妃さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 9d1b105660 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月5日 21時) (レス) id: 6d5e66c80d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2018年7月16日 17時
