今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:5,994 hit
小｜中｜大
4m ページ6
「陸上部同士、仲良くしよ？」
差し出された手を握れば、
キュッと俺より少し小さな手が握り返して来た。
大会よりも柔らかい目、
思ったより芯の通った声、
案外可愛らしい感じだなって思っていれば
切那はそのまま俺の手を引いた。
「ね、良ければ一緒に走らない？」
“ここで会ったのも、何かの縁だと思うの！”
そう続けて言われた。
断る理由もなく、俺は笑ってその手を強く握り返す。
「いいよ！」
ーーーーーーーーーーーー
体力には自信がある。
走るのは昔から好きだから
その分、体力とかついたし、
陸上部の練習にも着いて行けてる。
チラリと横を見れば、
息切れもしていない切那の姿が見える。
「(スゴイな、全然乱れてない)」
「ん？
大丈夫？
もしかして、もうへばった？」
ニヤリと笑われて思わずムッとなる。
でも、見惚れてたなんて言えないから…
「全然！まだまだ行けるよ！」
カッコつけてしまった。
しょ、しょうがないよね！？
男が女の子に負けてられないもん！
「上等！」
“じゃあ、どんどん行こう！”
その言葉と同時にスピードが上がる。
え！？これってランニングだよね！？
なんでそんなに速いの！？
「き、切那ー！！？待ってー！！」
さ、流石陸上部のエース…！！
ーーーーーーーーーーーー
いつの間にか誕生日過ぎてた…(現在10/25)
Twitter見ましたけど、いっくんや。
君はどこまで男前になるつもりだ。尊いよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
