story８．５ ページ10
これは家に遊び行った日の
松川家での兄妹の会話のみになります
※場の雰囲気はご想像にお任せします
「あ、お兄ちゃんおかえりー」
「おーう、ただいま。あれ、友達帰ったん？」
「うん」
「なんだよそんなに見つめて」
「お、俺の顔になんか付いてんの？」
「･･･運命って信じる？お兄ちゃん」
「運命？なんだいきなり」
「いーから。信じる？信じない？」
「えーーめんどくせーなあ」
「ま、童貞にはわかんないか」
「おまっ･･･！」
「Aちゃん、助けてくれてありがとうね」
「あ、階段の子？」
「そうそう」
「お前もスリッパ忘れんなよ、危ないぞほんとに。俺がいなかったらどうなってたか」
「そうね。お兄ちゃんがいなかったらどうなってたのかな」
「？」
「お兄ちゃん、」
「ん？」
「Aちゃん、可愛いよね」
「？？」
「しかも胸おっきいし」
「？！？！ストップストーーーーーップ！」
「もしかして階段で支えた時に触っちゃったりしたの？！」
「･･････っ」
「やーだー！お兄ちゃんたらそれくらいで顔真っ赤にして！(笑)」
「なんなんだよさっきから」
「えー、久しぶりに帰ってきた兄に可愛い妹からの暇絡み？」
「まったく･･･」
「純粋にね･･･、お兄ちゃんとAちゃんどうにかなんないかなって思うわけ」
「はーーーーーー？」
「いや、性格くっそいいしウブだし。あの子なら私応援できるよ。」
「お前は母か？いや母でも言わねーか、いや、言うか」
「このままバレーだけやって華の高校生活終えるつもり？」
「充分だろそれで」
「とか言って、どうせ部室の左端の鍵かかってるロッカーの中のいかがわしい本みんなで見てんでしょどーせ」
「は？！お前なんで知ってんの？！」
「あ、ほんとだったんだ」
「なっ！･･･あーーーーークソ」
「昔惚れた女子におっさんっていじられてたくらいで恋愛できない、女子みんな怖いぴえーんみたいにいつまでもなってんじゃねーよバカか」
「は？！」
「だーかーらー、バ・カ・童・貞！って言ってんの！」
「･･･俺、お前になんかした？」
「とりあえず連絡先教えとくから、LINEきたら返してね」
「あーーもうわかったわかった。連絡来たら返すわ」
「それでよろしい！」
「いやお前誰だよ」
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作者名：monoa | 作成日時：2020年7月17日 20時
