第4話、的なやつ ページ5
貴方side
橙「あ、やっと帰ってきたわ」
緑「遅いよふっか〜！」
事務所に入った『深澤辰哉』を出迎えたのは、関西訛りの青年と、物腰の柔らかそうな青年。
赤「あぁ、貴女がふっかが言ってた『患者』かな？」
私のことを『患者』と言って近づいてきたのは、なんだか上品な雰囲気の漂う青年。
・・・今のところ登場人物が男ばっかだな。
紫「そー、俺が話しかけてんのに無視しやがってね？よく見たら顔が真っ青でさぁ」
橙「それ、ふっかさんが話しかけたから顔真っ青やったんやないんかなぁ・・・」
呆れた様子の関西訛りの青年の言葉に全力で首を縦にふる。
橙「ほら、見てみぃ！」
紫「あら、そーだったの？そりゃごめんねぇ？」
緑「絶対思ってないねこれ。」
赤「単純にこの子が欲しかっただけかな？」
紫「まあ、んなとこかな〜。」
でしょうね、患者だとは思ってなかったでしょうよ。思ってたら、ワゴン車とは思えないスピードでかっ飛ばしたりしないわよね。
貴「・・・もう帰してくれません？」
常識的な人もいるようだし、もしかしたら・・・と思い問いかけてみる。私は被害者なんです、と言う感じを全力で出して同情を誘うことも忘れない。
緑「それは無理かな〜」
貴「え、どうして？」
橙「よー考えてみ？このふっかさんが、はいそーですかってお姉さんのこと帰してくれると思う？」
貴「・・・なるほどぉ」
確かに、こいつしつこいもんなぁ・・・。ってかこの3人も、『ふっかさん』に手を焼いてるのか。大変そうだなぁ
赤「照、今外でてるよ」
紫「えー、んじゃあこーじぃ、いわもっさん帰ってくるまでにうちのこと説明しといてあげて〜」
橙「結局俺任せなんかい！」
連れてくるだけ連れてきて満足したのか、『ふっかさん』と呼ばれているその男はどこかの部屋に引っ込んでしまった。
『こーじ』と名指しされた青年は、ぶつくさと文句を言いながらもお茶を入れている。断るわけではないようだ。
橙「ごめんなぁ、怖かったやろ？」
貴「そうですね。名前言い渋っただけで、ワゴン車が絶叫マシンと化しましたし。」
橙「んははっ！！なんやそりゃ！」
貴「本当、戻しちゃいそうなぐらいでしたよ！まあ戻したらあいつにぶっかけてやるつもりでしたけど！」
緑「ｷﾞｬﾊﾊｯ、そりゃふっかに気に入られるわけだわ！」
貴「・・・はっ、まさかこの展開は！」
次回、「おもしれー女。」、来週も恋にドロップドロップ♪・・・ではないんだけどね
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tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
