【SnowMan】まぜるな危険！！

第39話、的なやつ ページ40

黒side


出発前、しょっぴーにエチケット袋を渡され、お使いに行ったラウから雨がっぱを受け取り、あべちゃんからは「佐久間のが日本規格のスプラッタだとしたらふっかのは海外規格のスプラッタだからね」と説明を受け、まるで遠足前の準備をしているような気分になった。岩本くんは「体調悪くなったらすぐ言えよ？」って引率の先生みたい。


康二の運転でAさんが捕まっている場所まで向かうと、そこは海の近くの倉庫。潮の香りがいい感じ。

青「海の近くでよかったな、片付けが楽だわ。」

緑「本当だねぇ」

もう終わったあとの話をしている2人はもう既に雨がっぱを着込んでいて、その横で岩本くんも渋い顔をしながら雨がっぱを着て片手にエチケット袋を持っていた。

桃「ふっか！なんか使う？」

紫「うわお前本当品揃えいいな。んじゃぁ、俺これとこれ使うわ」

桃「じゃあ俺これー！」

車のトランクに詰め込んだ武器を手にしているふっかさんと佐久間くんに関しては、多分今触れちゃいけないと思う。なんか見るからにやばい雰囲気。

黒「・・・雨がっぱ着よ」

白「俺も着よ・・・」

今からどんな光景が見えるのか、不安と恐怖に襲われるラウと俺。


Aさん救出作戦が、始まった。




突入して早々、俺はあべちゃんが言っていた言葉の意味を理解することになった。

佐久間くんは殴る蹴るが主体でもちろん武器も使うが、圧倒的に血の量が少ない。・・・ふっかさんと比べてっていう話だから別にほんとに少ないわけじゃないんだけど。

ふっかさんの方はナイフを筆頭に色んな武器を使っていく。人間ってあんなに血が出るんだってくらいでてる。血飛沫でふっかさんの居場所わかるくらいには出てる。あと多分血じゃないやつも出てる。


黄「ｳｫｪ・・・」

岩本くんは早々に離脱してエチケット袋を相棒としている。

緑「ここまでくると逆に気分が良くなってくるね」

あべちゃんは悟りみたいなのを開いて遠いところを見てるし、しょっぴーはもうとっくに倉庫の外。

俺とラウは、一応倉庫の中にいて戦闘態勢はとっているものの佐久間くんとふっかさんが敵を一掃していくので俺らの役目はほぼない。

白「・・・岩本くんたちがあの反応した理由がよくわかった」

黒「俺も。」

もしかしたら、今回あの2人だけでいいのかもしれない。俺らは目を合わせたあと、邪魔にならないように倉庫の隅っこの方に移動した。

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