【SnowMan】まぜるな危険！！

第7話、的なやつ ページ8

貴方side


紫「ごめんごめん！で、なんだっけ？」

すごく軽い。なんだっけ？、じゃねぇよ。などなど色々と言いたいことはあるけれどそれをグッと飲み込む。

めんどくさそうなのは目に見えてるからね。

貴「・・・結局私、どうなるんです？」

勝手に話が進む中でどうしても確認しておかなきゃいけないポイントを聞いてみた。流れでヤーさんになりましたなんて絶対やだもんね！！確認して拒否ってやるんだから！！

紫「んーっとね・・・これ、どういう扱いになるんだっけ？」

黄「知らないよ、お前の女とかの扱いじゃない？」

岩本さんに話を振って一刀両断されてる様は面白いが、『お前の女』というワードはよくない。全然よくない。

誰が好き好んでこいつの女になるのかだけ教えてもらいたいなあ！！

紫「えー、俺特定の女は作らない主義なんだけど」

貴「知るか、こっちから願い下げじゃい・・・」

なんとも自分勝手な言い分に思わず本音が漏れる。

その呟きが耳に入ってしまったのか、『ふっか』の表情があからさまに輝いた。

紫「えー、そう言われると彼女にしたくなるなぁ？」

貴「・・・詰みじゃん。どうしよ」

めんどくさいやつにとっ捕まってしまった。つくづくそう思う。

黄「えっと、Aさん、こいつこんなんだけど意外といいやつだから・・・ね？」

『ふっか』を説得することを諦めた様子の岩本さんは、どうやら私を生贄にするつもりらしい。

貴「いいやつ・・・ワゴン車に乗っけて見ず知らずの女性を誘拐するような奴がですか？好みだからってこういうところにパンピーの女を連れてくる奴がですか？」

貴「言葉の意味を理解して仰られてますか？確実に『いいやつ』からかけ離れた人間でしょ。少なくとも私からみたらただのクズですからね！」

黄「・・・すいませんでした」

半泣きといった表情で頭を下げる岩本さん。ヤーさんなのに、そんなヘニョヘニョでいいのか・・・？

緑「ズバズバ言うね！なんかスカッとする！」

紫「俺がただのクズはひどくなぁい？」

貴「ひどくない。事実です。」

赤「まあ、行いが悪いよね。こればっかりは。」

紫「みんな俺のこと嫌いなの？？ふっかさん悲しいなぁ」

しょんぼりした口調だが表情は明るいままの『ふっか』、その時、事務所のドアがまたもや開いたのだった。



次回、「バーサーカー」、次もゼッテェ見てくれよな！・・・ｶｶﾛｯﾄｫ！でもないんだけどね。

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