第32話、的なやつ ページ33
貴方side
黄「Aさん、一緒に来てくれない？」
みんなより一足先に準備を終えたらしい岩本さんは、突然そんなことを言い出した。今までこういう大きな戦いの時は絶対に連れて行ってくれなかった、あの過保護な岩本さんらしくない発言だった。
貴「でも、私が行っても何も・・・お荷物になるだけですよ？」
私がここにいられたのは、深澤がわがままを押し通していたからだ。戦闘要員でもない、特段必要な存在でもない私は、本来ならこんなところにいられないわけで。
黄「ふっかって意外と打たれ弱いとこあるからさぁ、Aさんがいてくれた方がいいと思うんだよね。その方があいつのやる気も出るし。」
黄「それに、ここに1人で置いとく方が危ないんだよね。敵にアジトの場所割れてるから」
貴「なるほど・・・」
敵側もなかなかに戦力が高いようで、総力戦でいかないと勝てるか怪しい相手だというのは先ほど耳にした。そんな中私が留守番となると事務所に1人ということになる。先日の事務所襲撃事件で方々にここの場所がバレてるらしいことも知っていたので、岩本さんの話に自然と頷くことができた。
黄「正直、あいつを助け出すだけだったら俺らだけでもできるけど・・・あいつのケツ引っ叩いてやれんのはAさんぐらいだから。お願いできないかな」
緑「佐久間がいないのは戦力差的にでかいからね、ふっかにも働いてもらわないとキツいんだ」
岩本さんだけじゃなく、あべちゃんにも頼まれてしまっては私としてもウジウジなんてしていられない。やれることがここにある、それならやるしかないじゃないか。
貴「わかりました。私でできることはなんでもやります！」
黒「じゃあはいこれ、護身用のスタンガンです。一応って感じですけど、何かあった時すぐ取り出せるようにしといてくださいね」
目黒くんからスタンガンを受け取って装備する。こうなるとなんだかワクワクしてきたな・・・！
青「うっし、こっちは準備できたぞー」
白「こっちもオッケーです！」
続々と岩本さんの周りに集まってくる彼らの目つきは、いつもとは違い獰猛な獣のようだった。
黄「みんな準備できたな？んじゃ、調子乗ってる奴らを成敗するついでにふっか助けに行きますか！」
「「「「「「「「おー！！！」」」」」」」」
次回、「カチコミ」。こっからグイグイ話を動かし・・・たい。あくまで希望。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 425人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
