『内緒の癒し』...Mi.r ページ10
Mi.side
メイド喫茶にハマったら(リアル設定)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おかえりなさいませ、ご主人様！」
お店のドアをくぐれば、そこはもう俺の家。
「あ、また帰ってきてくれたの！？最近いっぱい帰ってきてくれるから嬉しい・・・！」
出迎えにきてくれるのは、俺のお気に入りのメイドさん。
「うん、Aちゃんに会いたくてね。でも、短い時間しか居られないのが心苦しいかな」
「あんまり無理しないでね？休める時はちゃんと休んでね？私も頑張って癒すから！」
「んふ、ありがとう。もう十分癒されてるよ。」
最初は興味本位だった。佐久間がやってる『萌え萌えきゅん』の本家が知りたかったのかもしれないし、国王なんて呼ばれるから少しそんな気分を味わいたかったのかもしれない。アイドルとして何か得られるものがあるかもって思ったのも一つの理由かも。
まあなんにせよ、世界観にしっかり浸るタイプの俺はメイド喫茶にズブズブとハマってしまい、佐久間のように『推し』を見出しこのメイド喫茶に通い詰めているわけだけれど。
「ねえ涼太さん、今日は何食べるー？」
「うーん、最近食べてなかったから『愛情たっぷり♡ふわふわオムライス』にしようかな」
可愛らしい料理名を口にするのにも恥じらいは無くなってきた。こんな職業とキャラクターをしている俺がメイド喫茶に通い詰めてるなんて誰にも知られたくないけれど、幸いにもここにいる人たちは俺のことを知らないらしい。・・・知名度のことを考えると少し複雑だけど。
「はーい、お待たせしました『愛情たっぷり♡ふわふわオムライス』です！」
Aちゃんが持ってきてくれたのは一般的な普通のオムライス。でも、
「いくよー？『萌え萌えキューン！』、はいこれでもっともーっと美味しくなった！！」
このおまじないで特別なオムライスに変わる。どんな高級レストランでも出せない美味しさがそこにある。
「美味しい。Aちゃんのおまじないはよく効くね」
「ほんと？やった！！涼太さんに褒められるのが1番嬉しい！」
彼女の笑顔は世界を救うと思う。佐久間のテンションに今ならついていける気がする。
「涼太さん、また帰ってきてね？」
「うん、すぐに帰ってくるよ」
「待ってるね！じゃあ、いってらっしゃいませご主人様！」
明日の仕事に向けて少し早めにお店を出る。Aちゃんの『行ってらっしゃい』が俺の元気の源。大変な仕事もこれだけで頑張れるのだから不思議だなぁ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 510人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさのすけ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！精一杯気をつけます！美紀さんもご自愛くださいませ！ (2022年3月3日 2時) (
レス) id: 6a077b0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとコロナウイルスに気をつけてね (2022年3月1日 21時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさのすけ | 作成日時：2022年3月1日 3時
