『目の保養』...Me.r ページ26
貴方side
コンビニ店員(ノンリアル設定)
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仕事を終えての帰り道。いつものちょっとした坂道も、疲れ切って棒のようになった足には辛い。
こんな時は、道の途中にあるコンビニに立ち寄る。ここには、最高のご褒美があるのだ。
「あっ、Aさん。お仕事帰りっすか、お疲れ様です。」
「目黒くんこそ、お仕事お疲れ様です。」
なぜかこんな住宅街にあるコンビニでバイトしている、国宝級なイケメンの目黒くん。あんまり詳しくは知らないけど、芸能人とかではないらしい。なんだかもったいない気もするけど、目の前で拝めるありがたみを考えると、芸能人じゃなくてよかったとも思う。
「いつもの、Aさん用に取っといておきました」
「うわっ、ありがたい・・・けど、そんなことしていいの？」
「良くはないんで、店長には内緒で」
いたずらっ子のような顔で共犯を促す目黒くん、ほんと罪な男・・・顔がいい・・・
「はい、限定スイーツとカフェオレで420円です。」
「ありがとうございます！」
「いえいえ、こちらこそいつも・・・なんだっけ、ご利用？ありがとうございます」
どうだっけ、なんて首を捻っている様子を見るに、クールなお顔に似合わずおバカらしい。
「あははっ！目黒くんって、なんか意外と天然っていうか・・・」
「思い切って馬鹿って言ってもらって大丈夫ですよ、自覚してるんで」
苦笑いする顔もかっこいい。話してる時は袋詰めの手が止まってしまうのもかわいい。そういえば友達が、『欠点をかわいいと思い始めたらおしまいだ』なんて言ってたな。私はおしまいらしい。
「遅くなってすいません。あと、これ。」
「・・・これは？」
買った物のついでに渡されたのは、電話番号の書かれた紙切れ。
「俺の電話番号です。」
「え？」
「もしよかったら、電話してください。俺、Aさんとここ以外でも話したくて。」
「目黒くんが、私と・・・？」
「はい。クタクタになるまで頑張ってるのめっちゃかっこいいし、スイーツどれにしようか悩んでるのとかめちゃくちゃかわいいし。見てていつもすごい癒されてて」
「・・・好き、なの？」
「はい、好きです。」
「ほぁ〜・・・」
「ふはっ、なに、ほぁ〜って」
思わず漏れた変な声が、目黒くんのツボにハマったらしい。笑顔が見れて何より・・・？
「ちゃんと考えといてくださいね？俺本気ですから。」
「・・・はい。」
私の連絡先が、一つ増えました。
『自信がないのは』...Ra→←『君の世界を教えて』...Mu.k
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うさのすけ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！精一杯気をつけます！美紀さんもご自愛くださいませ！ (2022年3月3日 2時) (
レス) id: 6a077b0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとコロナウイルスに気をつけてね (2022年3月1日 21時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2022年3月1日 3時
