『俺に堕ちてよ』...Me.r ページ18
Me.side
男勝りな先生を可愛がり隊
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「おい目黒！シャツのボタン掛け違えてるぞ」
「えっ？・・・うわっマジだ」
「しっかりしろ、もうそろそろ卒業なんだから」
「うっす」
体育教師のA先生。生活指導もしている先生というのもあって、厳しくて怖いってみんなには言われてる。
「でも、先生も靴下おかしいよ」
「え？・・・あっ。」
左と右で柄の違う靴下を履いた先生は、慌ててズボンの裾を引っ張ってそれを隠す。
「・・・な、内緒にしててくれ」
恥ずかしそうに顔を赤くするこの人が怖い、なんて。みんな見る目がないんじゃないか。
こんなにも、可愛らしい人なのに。
「先生ってほんと可愛いですよね」
「かわっ・・・！？先生に向かって可愛いとはなんだ！可愛いとは！」
「いや、だってほんとに可愛いんですもん」
「先生をからかうな！！」
照れたら怒っちゃうとこも可愛い、って言ったら余計怒られるのかな。
俺より頭ひとつ分くらい下の位置にある先生の顔を見ながら、自分の口角が上がっていくのを感じる。
「全く。先生をなんだと・・・」
「可愛い先生だなぁって。」
「はぁ・・・お前らみたいな年頃の子はもっとふわふわした子を可愛いとか言うんじゃないのか？」
確かに、先生のいうことも間違ってないとは思う。実際俺の友達はそういう子がタイプな奴らが多いから。
「んー、俺はそういう子あんまり得意じゃないっていうか、A先生みたいな人がタイプなんで。」
でも、俺は先生のことが好きなんだから仕方ない。俺は俺だし。
「・・・物好きって言われないか？」
「人の好みに文句言うやつ、俺の友達にはいないっす。」
「そ、そうか・・・良い友人関係を築けているようで何よりだ」
複雑そうな顔の先生は、きっと俺のことを変わり者の生徒くらいにしか思ってないんだろうな。
「ねえ先生。俺、本気だよ。本気で先生が好き。」
「はっ・・・？」
「からかってるとかじゃなくて、本気で可愛いって思ってるし彼女にしたいって思う。でも、先生と生徒だからダメってのもわかってる。A先生の仕事の邪魔になるようなことするつもりもないし。だからさ、」
「俺が卒業して、生徒じゃなくなったら。その時は、ちゃんと考えてくれる？」
耳まで真っ赤にした先生は、たっぷり悩んでからゆっくり頷いた。これでやっと、スタートライン。
「絶対、俺に夢中にさせてみせるから。覚悟しててね、先生」
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うさのすけ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！精一杯気をつけます！美紀さんもご自愛くださいませ！ (2022年3月3日 2時) (
レス) id: 6a077b0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとコロナウイルスに気をつけてね (2022年3月1日 21時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2022年3月1日 3時
