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半ば意気消沈したまま現場に行ったからか、照に心配された。
黄「ふっか、なんかあった?体調悪い?」
紫「んーん、元気よ?・・・ちょっと、自分を見つめ直してただけ。」
一目惚れした挙句振られた、だなんて口が裂けても言えない。からかわれて、しばらくイジられ続けるのが目に見えてる。
黄「・・・好きな子できた?」
しばらく考え込んでいた照が急にそんなことを言い出した。ドンピシャすぎて怖いけど、流石に長い付き合いだしバレちゃうかぁ・・・照は俺のこと大好きだしねぇ。
紫「まあ、そんなとこかなぁ」
黄「どんな子?」
物珍しさなのか、目をきらきらさせながらそんな質問をしてくる照。申し訳ないけど、どんな子かなんて知らないんだよ、名前も歳も知らないからさ・・・
紫「・・・可愛い子。」
黄「え、それだけ?・・・まさか一目惚れでもした??」
苦しまぎれの説明は、やっぱり照にはお見通しのようで。
紫「るっせぇよ・・・」
黄「うわ、マジで!?ふっかが一目惚れ!?あのふっかが??」
驚いた照の声に反応した佐久間が寄ってくる。佐久間が寄ってくれば、自然とその周りにいたやつも寄ってくる。俺の恋は、あっという間に全員に広まってしまったというわけだ。
青「え、ふっかが一目惚れしたわけ???ハハハァッ!明日槍でも降るんじゃねぇ?」
ほら、こうなる。こいつ俺のこういう話好きだからなぁ・・・
桃「どんなシチュエーションで一目惚れしたの!!気になる!!」
少女漫画も嗜んでいる佐久間はシチュエーションの方が気になるご様子。
紫「ここに来る途中で桜並木があってさ、きれーだなぁと思ってちょっとゆっくり歩いてたわけよ。そうしたら、綺麗な女の人がいてさ」
桃「そこで衝撃が走ったのか!」
紫「いや、衝撃ってよりは・・・そよ風?」
青「そよ風?」
紫「風にサラサラ〜って髪の毛がなびいてんのよ、そこに桜の花びらがヒラヒラ〜って。それが綺麗で、見惚れて、気づいたら好きになってたんだよね」
自分でも何言ってるかわかんないけど、言い様がこれしかないんだからしかたない。
桃「えー!なんかキュンキュンするぅ〜!!」
黄「そんなドラマみたいなことあるんだな、ふっかにも。」
青「んで、その子に声掛けたの?」
紫「掛けた。そんで振られた。」
青「ンハハハァッ!!」
黄「それで元気なかったのかぁ」
三者三様の反応を示すのはいいけどさ、爆笑すんのだけはやめろよ、翔太くんよぉ・・・
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うさのすけ(プロフ) - 深澤リアコさん» ありがとうございます!作者の私もなかなかめんどくさい性格なので、「親近感が湧く」と言ってもらえてとても嬉しいです!少しずつにはなりますが頑張りますので、気長にお待ちくださいませ! (2022年1月22日 15時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
深澤リアコ - 私も夢主ちゃんみたいな性格なんで、親近感が湧いてきます。更新まっています。 (2022年1月22日 0時) (レス) @page16 id: 00c4a8b38f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさのすけ | 作成日時:2021年9月25日 0時