『キッチンの惨事』 ページ7
貴方side
今日もお仕事・・・いや、家で待ってるもふもふたちのことを考えたらこんなもの！！
という勢いで1日を乗り切りあっという間に終業時間。最寄駅から降りて、家までの道を歩く。
貴「あれ？ペットショップが・・・」
今まで足繁く通っていたペットショップが、跡形もなく無くなっていた。彼らがきたのはつい昨日のことなのに、そこはもう空き地であった。
彼らが言っていた『色々』とはこれも含まれるんだろうか・・・？
貴「ますますわからない・・・」
貴「ただいまぁー」
桃「あっ！！おかえりぃ！！！！」
緑「た、たすけて・・・」
玄関のドアを開けてすぐに出迎えてくれたのは、飛び跳ねているサクマくんとなぜかぐったりしているアベくん。
いやテンションの差よ。
貴「何があったの？」
緑「キッチン来て、早く！」
そんな凄まじい剣幕で連れてこられたキッチン。そこには・・・
貴「・・・地獄絵図？」
吹きこぼれている鍋、焦げ付いたフライパン、料理とは途方もなくかけ離れた黒い炭のようなもの。
貴「んーと、ご飯を作ろうとしてくれたっていうのは伝わった。」
見渡すと、人間の姿の子が2名。おそらく、っていうか絶対この子達かな
貴「フッカくんとラウールくん、お話を聞かせてもらおうか」
白「うぅ、ごめんね・・・疲れて帰ってくるだろうからご飯作ってあげよう！って思ったんだけど・・・」
紫「俺も、その意気込みを買ってサポートするっていう予定だったんだけど・・・」
しょげてる彼らの耳と尻尾は垂れ下がったまま。
橙「できひんもんを急にやろうとするからやろ・・・」
赤「俺たちが手伝ってあげればよかったんだけど、気づいた時にはもうこうなってたから・・・」
この2人は料理できる組なんだろうな、キッチンの惨状を見て半ば呆れ顔だ。
貴「・・・とりあえずお掃除しよっか」
紫「俺、鍋どうにかするわ」
白「じゃあ僕フライパンやる！」
皆に人間になってもらい、それぞれに指令を飛ばしながらキッチンの掃除を済ませ一息。
青「マジで何やったらこうなんだよ」
紫「・・・手際の悪さ？」
白「知識のなさ？」
貴「とりあえず君たちは、料理できる組がいないキッチンには立ち入り禁止で」
白「うぅ・・・」
紫「かしこまりました・・・」
流石に危ないからね、気持ちはありがたいけど危険性がね。しょぼくれた耳と尻尾と整ったお顔、いやほんとに可愛いんだけどね、人間になってても流石にこれは危ないから。ほんとに。
あなたのペットくん
サクマくん 「あっ！あそぼあそぼぉー！！！」
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うさのすけ(プロフ) - tubinさん» ありがとうございます！すごく励みになります！これからも楽しんでいただけるように頑張って更新していきます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: 6a077b0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - すごくおもしろかったです！！ 無中になって読んでました!! 続きがすごく楽しみです!! 応援してます!! これからもがんばってください！！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年8月20日 16時
