『齢』 ページ11
貴方side
しょぼくれているサクマくんを膝に置き、休憩を取る。もうね、20代後半になるとね、すぐに体力の限界が来るのよ・・・
貴「もう日も落ちてきたねぇ」
紫「これぐらいになると流石に涼し〜ねぇ」
レジャーシートで伸びていたフッカくんが、ようやくのそのそと動き出した。
白「あ、フッカじいちゃん動いたぁ」
紫「誰がじいちゃんだ！！まだ3歳だわ！」
白「僕1歳だけどね」
緑「若いねぇ」
そういえばこの子達の年齢知らなかったな・・・
貴「人間年齢だと・・・フッカくんは私と同じくらいで、ラウールくんは18歳くらい、か！そりゃ確かに若い！」
サッとスマホを取り出して調べると、アベくんが言っていることもよくわかった。18は若いわ！！
紫「え、Aさん俺らと同じくらいなの？」
貴「あれ、言ってなかったっけ私の年齢。」
キョトン顔で可愛いフッカくんはさておき、私の年齢もそういえば言ってなかった、というより、わざわざ言う機会がなかったんだな。
桃「えー！タメなの！？もうちょい若いと思ってた！」
貴「あら、褒めてもおやつぐらいしか出ないわよぉ？」
橙「いや出とる出とる」
コージくんにツッコまれながらサクマくんにおやつをあげる。ふりふりしてる尻尾がすんごい可愛い、ひたすらに可愛い。
青「でもそれにしては・・・なんか・・・ガキっぽいよな」
貴「あ？」
桃「あーあ・・・」
紫「さっきのサクマで学習しろよぉ・・・」
黒「俺が言えた口じゃないけど、学習能力ないな」
白「二番煎じはウケないからね」
青「いや別に俺ウケを狙ってたわけじゃ、いや、ごめんって、許せよぉ！！」
流石に猫はすばしっこくて追いかけっこも一苦労。
喉も渇いてしまい、もうお仕置きは諦めてブルーシートに座り込むことにした。
貴「くぅ・・・逃げ足の速いやつめ・・・」
白「はいAさん！お水！」
ラウールくんが私のお水のペットボトルを咥えて持ってきてくれた。なんと気の利く可愛い子だ。
貴「ありがとねラウールくん」
膝の上の定位置に座った白いもふもふを撫でると、嬉しそうに耳を揺らした。彼はこれを可愛いとわかっててやっているのだろうか、だとしたら重罪だよな。
貴「まあ可愛いからいっか・・・」
白「え？なぁに？」
しまった、声に出てしまっていたか・・・
貴「ラウールくんが可愛いって話だよぉ〜」
白「えへへぇ」
桃「えっ！俺はぁ！？俺も可愛いでしょ！？」
紫「なんでお前が張り合うのよバカ」
あなたのペットくん
サクマくん 「あっ！あそぼあそぼぉー！！！」
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うさのすけ(プロフ) - tubinさん» ありがとうございます！すごく励みになります！これからも楽しんでいただけるように頑張って更新していきます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: 6a077b0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - すごくおもしろかったです！！ 無中になって読んでました!! 続きがすごく楽しみです!! 応援してます!! これからもがんばってください！！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年8月20日 16時
