『出会い』 ページ1
貴方side
仕事帰り。私は、家までの帰路の途中にあるペットショップに寄るのが習慣だ。
別にどの子を飼いたいとかそういうわけではないけど、仕事で感じたストレスやモヤモヤをここにきて癒している。
貴「君たち、今日も可愛いな！」
ﾜﾝﾜﾝ、ｸｩｰﾝ、ﾆｬｫｰﾝ
貴「あれ、君新しく来た子？君も可愛いねぇ〜！」
ふわふわなワンちゃん。キュルキュルおめめの猫ちゃん、もふもふのうさぎちゃんに優雅なインコ、どの子もみんな可愛くて、どの子も素敵・・・
貴「ペット可の家だから飼えるんだけど・・・目移りしちゃうからなぁー、どの子にも決められないんだよなぁ〜」
みんなふわふわでもふもふでキュートなのが悪い！！最初は迎え入れる子を決めるつもりでこの店に来たのに、今ではこのザマである。
貴「・・・帰るか」
ケージの中にいるみんなに別れを告げて、ペットショップを出る。家に帰る私の足取りは軽くなっていた。
そういえば、あのペットショップで店員さんって見たことないような・・・？
貴「はぁ・・・ただいまぁ、っと。」
ただいまと声を出しても、ドアを開ければ暗くて誰もいない静かな部屋が、
？「ﾜﾝｯ」
貴「え？」
？「ﾆｬｧ」
貴「えぇ？！」
待っている、はずだった。
貴「えーっと、ワンコが４匹、ニャンコが3匹、そしてセキセイインコと、うさちゃん・・・？」
なぜこんなにたくさんの動物たちが、私の家に？
貴「え、どっから入ったの？ってかどっからきたの？？？」
？「いつもお姉さんがきてくれてるペットショップからだよー！」
？「窓開いとったから勝手に入ってもーた！ごめんなぁ？」
貴「あ、窓かぁ！ってかあの距離君たちのサイズからしたら結構遠くない？」
・・・あれ？
貴「今、しゃべった・・・？」
？「ん？そーだよー！」
今の声の出どころは目の前で尻尾をふりふりするポメラニアン。抱きかかえてみてもどこにも異常はなさそう。
？「うわー！！たっけぇー！！もっと上あげてー！！」
尻尾をパタパタとしながらそう言うもんだから、そのまま少し上にあげた。
？「うひょー！！俺空飛んでるみてー！！」
？「俺は普通に飛べるけどね」
？「なんのマウント？」
貴「いや、私まだ状況飲み込めてないからね？？」
？「うーん、どこから説明しようかなぁ・・・」
？「あのペットショップから説明したら？」
？「そうだね！・・・ちょっと！いつまで高い高いしてもらうつもり？！」
なんだ、これ・・・？
あなたのペットくん
サクマくん 「あっ！あそぼあそぼぉー！！！」
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うさのすけ(プロフ) - tubinさん» ありがとうございます！すごく励みになります！これからも楽しんでいただけるように頑張って更新していきます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: 6a077b0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - すごくおもしろかったです！！ 無中になって読んでました!! 続きがすごく楽しみです!! 応援してます!! これからもがんばってください！！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 73a03e30c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年8月20日 16時
