恋の話-3 ページ21
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これじゃあ爆豪くんを私が振ったみたいな…
自分の言葉足らずさに呆れる
弁解しようと言葉を発する前に爆豪くんがそれを遮った
爆豪｢……やっとスッキリしたわ｣
そう言う彼の表情はずっと下を向きながら話す為見えない
お願い、違うの
待って
私の話を…
爆豪｢俺は｣
″諦める″、″前に進む″
そう続けるのだろうと連想した
でも彼が放った言葉は
爆豪｢お前が俺に落ちるまで、離してやらねェ｣
私が一番言われたい言葉だった
彼の一言で顔に一気に熱が集まる
やっと交わった視線を外せずに
思わず涙が出そうになるのを必死で抑えて
緩みそうな表情筋を引き締めた
爆豪｢″俺は全部俺のもんにして上へ行く″｣
A｢それ、前に言ってた…｣
緑谷くんとの共闘の後に言っていた言葉だ
″お前だけはそれを忘れるんじゃねェ″と念押しされたからよく覚えている
爆豪｢″全部″にはお前も含まれてる｣
なんて、ズルい男なのだろう
私が言える立場では無いが彼はズルい
何も考えずに、彼への想いに答えたい
それが本音
A｢…ありがとう
爆豪くんが正直私なんかに何でそんな好意向けてくれてるのか分からないけど、凄く嬉しい
でも…私、高校卒業するまでは誰ともお付き合いはしないって決めてるの｣
これが、今の私に出来る私の精一杯の返事
爆豪くんはガシガシと頭をかいた後で深く息を吐いた
爆豪｢…そうかよ……
それがテメェの誓約なら
それが終わるまでにお前を落とす
そして俺に溺れ死ね｣
もう落ちてるんだけどな
でも
そう、か…
彼の″全部″の中に私も含まれているのか
A｢溺れ死にはしたくないなぁ｣
爆豪｢るせぇ、取り敢えず落ちろ｣
ほんと、君には敵わない
一方
上鳴･瀬呂･芦戸･葉隠･耳郎･峰田はエレベーター付近に隠れ忍んで彼らの会話を盗み聴いていた
峰田の口を瀬呂が抑えながら皆で頬を赤らめ生告白に興奮していた
三奈｢ひゃ〜、爆豪漢だね！｣
響香｢しっ、見つかるでしょ｣
上鳴｢かっちゃん実質振られたん？｣
瀬呂｢いやぁ…どうなんだろうな｣
峰田｢んーんー!!｣
透｢Aちゃん全員振ってきた理由はそれだったのか｣
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豪月いりな(プロフ) - 菜央さん» 菜央さんコメントありがとうございます！！お待たせしました♪私もコメント頂けると本当に嬉しいです！ありがとうございます♪ (2020年6月4日 20時) (
レス) id: f1ff8d38c6 (このIDを非表示/違反報告)
菜央(プロフ) - 楽しみにしていたので、お話の更新嬉しいです！頑張ってください(*´`) (2020年6月4日 19時) (レス) id: efeb3ba5b6 (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - 菜央さん» 菜央さんコメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！ちょっとスランプ気味で更新遅くなりますが頑張ります！！ (2020年5月4日 23時) (レス) id: f1ff8d38c6 (このIDを非表示/違反報告)
菜央(プロフ) - すごく面白い作品ですね！これからも更新がんばってください！！ (2020年5月4日 23時) (レス) id: efeb3ba5b6 (このIDを非表示/違反報告)
PEACH(プロフ) - 深海さん» 深海さんコメントありがとうございます！う、嬉しいっ…！！更新遅くなりますが、頑張ります♪ (2019年11月24日 21時) (レス) id: f1ff8d38c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪月いりな | 作成日時：2019年3月1日 0時
