デクvsかっちゃん2-1 ページ4
･
爆豪｢てめェの憧れの方が正しいってンなら
じゃあ俺の憧れは間違ってたのかよ｣
苦しそうな、彼の声が聞こえる
憧れに正しいも正しくないも、あるはずないって分かってる…と思う
それでもやり場のない気持ちをどうしていいか分からなくて
爆豪｢怪我したくなきゃ構えろ、蹴りメインに移行したんだってな｣
緑谷｢待ってって！！こんなのダメだ！｣
緑谷くんの言葉は虚しく、爆豪くんは緑谷くんに向かって行く
Booooom！！！
大きな爆発音と共に煙が舞う
A｢ケホッケホッ、不味い…早く誰かに報告しないと…｣
爆豪くんは、本気だ
緑谷くんは彼の攻撃を避けるだけ
私は誰かにこの事を知らせるために職員寮へ向かおうと立ち上がった時だった
爆豪｢戦えよ！！何なんだよ！何で！！
ずっと後ろにいた奴の背中を追うようになっちまった！！
クソザコのてめェが力をつけて…オールマイトに認められて…
強くなってんのに！
なのに何で俺はっ
俺は……オールマイトを
終わらせちまってんだ！？｣
A｢ばく…ごう、くん…｣
私の目から涙が零れ落ちた
強くて、負けず嫌いで、才能マンだけど努力家の彼に私は憧れた
その彼が…こんなに
爆豪｢俺が強くて、敵に攫われなんかしなきゃあんな事になってなかった！
オールマイトが秘密にしようとしてた…
誰にも言えなかった！
考えねぇようにしてても…フとした瞬間湧き出て来やがる！
どうすりゃいいか、わかんねんだよ！！｣
ずっと…ずっと
私なんかよりもずっと、抱え込んでしまっていた
悩んで、考えて…いたんだ
そしてその言葉を聞いた緑谷くんは
緑谷｢…丁度いい…シュートスタイルが君に通用するかどうか…
やるなら…全力だ！｣
本気で戦うことを決めた
きっと緑谷くんは、爆豪くんの気持ちを受け入れられるのは自分しかいないと思ったのだろう
切島くんや、先生や私なんかじゃなくて
緑谷くんにしかできない
この戦いを、私は見ているだけなの…？
止めるべきなのだろうけれど、本当に止めていいのか
私は分からなくなった
職員寮へ向けて歩こうとしていた体をまた地面へと置き、座り込んだ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜂蜜色(プロフ) - 豪月いりなさん» わかります。わたしもハイキューが最推しです！！ (2021年5月18日 23時) (
レス) id: 7ce87d3605 (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - 蜂蜜色さん» 蜂蜜色さんコメントありがとうございます！そうです♪私もアニメ5期全力待機してます！！ヒロアカの小説書いてますけど、実はハイキュー！！神推しです笑 (2021年5月18日 23時) (レス) id: b64650177d (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 及川さんのセリフですね！？わたしもハイキュー大好きなんです！！アニメ5期全力待機！！ (2021年5月18日 23時) (レス) id: 7ce87d3605 (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - 沖亜さん» 沖亜さんコメントありがとうございます！そうです！！ハイキュー好きがいて下さって嬉しい♪完結しちゃって悲しいですけどめちゃくちゃ良い終わりで最高でした(泣)読んでくださってありがとうございました！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: f1ff8d38c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖亜(プロフ) - 風邪6のやつ及川さんと岩ちゃんの掛け合いのやつですよね？「岩ちゃんは俺のお母ちゃんですか？」ってやつですよね（笑）私もハイキュー大好きです！ (2020年8月15日 15時) (レス) id: 27e9ff1823 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年10月20日 19時
