風邪-1 ページ12
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ｺﾝｺﾝｯ
私は部屋の扉をノックする音で目が覚めた
重い体を起き上がらせ、扉までゆっくり歩いていく
A｢はーい？｣
爆豪｢開けろ｣
扉を開けるとお盆の上に何やら食器と水と薬を持った爆豪くんが立っていた
A｢どうしたの？｣
爆豪｢飯と薬だ。お前朝食ってねェんだろ｣
A｢そうだけど…爆豪くんが作ったの？｣
爆豪｢わりィか｣
そう言うと彼は早くベッドに戻るように促した
私がベッドへ戻ると、膝の上にお盆を乗せセットしてくれた
爆豪｢食えんのか？｣
A｢食欲はまぁまぁかな…食べられないって言ったらこれ爆豪くんがアーンしてくれるやつ？｣
爆豪｢元気そうだなァ光女｣
A｢ちぇっ、いただきマース｣
私は早速頂く事にした
小さなお鍋の蓋を開けると、湯気とともにいい匂いが充満する
美味しそうな卵がゆだ
爆豪｢…スプーン寄越せ｣
A｢え？｣
私は大人しく爆豪くんにスプーンを渡した
すると彼は卵がゆをスプーンですくい、フーっと息を吹きかけると私の口元へ差し出してきた
まって
A｢え？え！？｣
爆豪｢はよ食えや！！｣
A｢い、いただきます｣
私は差し出された卵がゆをパクッと食べる
A｢めちゃくちゃ美味しい｣
爆豪｢ったりまえだ、俺が作ったんだからな｣
A｢流石才能マン…でもこれ恥ずかしいなら無理にアーンしなくていいんだよ？｣
爆豪｢恥ずかしくねェわ！し殺してやらァ！！｣
いや、煽ったつもりはないんだけど…
本人がいいのならお言葉に甘えさせてもらおうじゃないか
A｢なんか、人に甘えるっていいよね｣
爆豪｢…、黙って食ってろビョーニン｣
耳まで赤いくせに
A｢はいはーい、かっちゃん、あーん｣
爆豪｢っ、死ね！｣
爆豪くんのお陰でご飯も無事完食し、薬も飲めた
だが熱を測ってみるとまだまだ下がらない
爆豪｢高いな。ここで死んでろ｣
A｢大人しく寝てるよ…ありがとう｣
私はまた瞼を閉じて、静かに寝始めた
気が付けば夕方
寝過ぎて目が覚めた
おでこが冷たいな、と思うと新しい冷えピタが貼られていたようで
貼ったであろう本人は私のベッドの近くで眠っていた
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蜂蜜色(プロフ) - 豪月いりなさん» わかります。わたしもハイキューが最推しです！！ (2021年5月18日 23時) (
レス) id: 7ce87d3605 (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - 蜂蜜色さん» 蜂蜜色さんコメントありがとうございます！そうです♪私もアニメ5期全力待機してます！！ヒロアカの小説書いてますけど、実はハイキュー！！神推しです笑 (2021年5月18日 23時) (レス) id: b64650177d (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 及川さんのセリフですね！？わたしもハイキュー大好きなんです！！アニメ5期全力待機！！ (2021年5月18日 23時) (レス) id: 7ce87d3605 (このIDを非表示/違反報告)
豪月いりな(プロフ) - 沖亜さん» 沖亜さんコメントありがとうございます！そうです！！ハイキュー好きがいて下さって嬉しい♪完結しちゃって悲しいですけどめちゃくちゃ良い終わりで最高でした(泣)読んでくださってありがとうございました！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: f1ff8d38c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖亜(プロフ) - 風邪6のやつ及川さんと岩ちゃんの掛け合いのやつですよね？「岩ちゃんは俺のお母ちゃんですか？」ってやつですよね（笑）私もハイキュー大好きです！ (2020年8月15日 15時) (レス) id: 27e9ff1823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豪月いりな | 作成日時：2018年10月20日 19時
