10▽君は守れるのか ページ10
.
「・・・A、カナ、前へ」
関東のJrのほとんどに招集がかかって、レッスン場へぼちぼちみんなが集まったところ。
いきなりの偉い人から名指しで呼ばれる。
戸惑いながら前に出ると、次に想像もつかないような言葉が発せられた。
「今季の舞台が決まった、
___・・・座長はこの二人でいく、」
「っは・・・・・・?」
ザワザワザワザワ・・・。
みんなのざわめきと動揺が収まらない。
・・・私と、カナちゃんも人知れず。
だって、そんなこと、初めて聞いたんだから。
「今回のテーマは"二人の姫"だ。
それぞれユニットはA側とカナ側に別れて、戦ってもらう。
みんなは座長のサポートをしっかりするように。」
それだけ言って、とっととレッスン場を出て行った偉い人たち。
取り残された私たちはそれでも唖然とするだけ。
「それでは、チームを発表する。
まずはカナの方から___」
私たちはまだ動揺してざわめいているのに、残っている振付師さんは遮るように喋り出した。
「カナのチームはPrince、SixTONES、Travis Japan、東京B少年___
AのチームはMr.King、Snow Man、Love-tune、HiHi Jet___
・・・以上のチームで進めていく。」
女というだけで、私たちの露出は少ない。
それが、いきなり私たちを全面に押し出すなんて。
「それじゃあ、それぞれのチームに別れて、自己紹介ー・・・
っていうか一ヶ月一緒に舞台するわけだから親睦深めとけ、
じゃあ・・・14時ぐらいまでな、」
.
328人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
崚音(プロフ) - つい面白くてコメントしちゃいました!まだ読んでる続きですが、けっこう愛されが多いのでこのような小説はなにかぐっと来るものがあります! (2018年10月29日 23時) (レス) id: 84e1bc2839 (このIDを非表示/違反報告)
名無し47316号(プロフ) - 続き気になります!(泣) (2018年10月20日 17時) (レス) id: baa30c6726 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - カナちゃんの思いを託された主人公、、デビュー編、是非見たいです。作品の世界に入り込んでしまって、思わず感情移入しちゃったりもしました。更新通知がきた瞬間は毎回テンションあがりました(笑)続き楽しみです!待ってます〜! (2018年10月13日 10時) (レス) id: 7738179a6b (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - この作品大好きです!すごく面白い!! (2018年8月17日 20時) (レス) id: f2904f1772 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ .(プロフ) - この作品ももちろん他の作品も大好きなのできらさんが戻ってきてくれて嬉しいです(^^)更新楽しみにしています! (2018年2月11日 22時) (レス) id: 0c0138b67d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きら | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/db9e9021abda264c964ef18e2a284fe3
作成日時:2017年10月18日 15時