コーラ。 ページ8
WN side
『このさくさく感で、もう少し薄いのはむずかしい？』
VN「いや、いけるよ。明日やってみるね。」
『アイシングおいしい……？』
VN「うん。いい感じ。」
……なんで俺じゃないの。
DN「ヒョン！ミンギュヒョン来ましたよ。」
「あ、ごめん。」
パーカーを引っ掛けて外に出る。
夜ごはんに行く約束を忘れてた。
MG「ヒョンがうちの前に来るって言ってたのに。」
「ごめんごめん。」
MG「Aちゃんとなんかあったんでしょ？」
「……なんもねぇよ。」
ただ俺が一人で悶々としてるだけで。
MG「んー！俺が信用できないの？」
「信用はしてるよ。……自分でもこの感情が分からない。」
MG「ふーん、恋愛に関しては俺がヒョンかもね笑」
「……町中のおばさんが元カノ知ってるのもどうかと思うけど。」
MG「ぐ。」
「ミンギュは大体クールビューティーな子が好きなのにAちゃんみたいに天真爛漫な子を好きになるのかとか、高一のときに付き合ってた子は愛らしい子だったよ三週間で別れたけどとか。」
MG「……いつか息子が生まれたら絶対家から一番近い高校に進学させない。」
「ふっ、いい心がけだな。」
MG「もうヒョン！馬鹿にしてるでしょ！」
こんな明るいやつと絶対上手くいかないと思ってたけど、二人で話してると意外と居心地がいい。
MG「ん、このお店。」
「おー、ミンギュよく来たな！あ、ケーキ屋のハンサムくん！」
「どうも。」
MG「いつものでおねがい。」
「はいよー！」
MG「このお店、幼稚園の頃から来てる笑。」
「本当にいい町だよな。」
MG「でしょ？」
まだ夜に片付けがあるからコーラで乾杯する。
「てか、ミンギュって好きなの？」
MG「ん？」
「……あいつのこと。」
MG「Aちゃん？」
「……ん。」
MG「好き、だったかな。」
……過去形？
MG「今はかわいい妹って感じ。たしかに最初は好きだったよ。うちで置くことにしたのも下心がないって言ったら嘘になる。」
「なんで諦めたの？」
MG「俺の入る隙間はない。ずっと見てるから好きな子の好きな人って分かっちゃうんだよ。学生の頃は絶対振り向かせてやるって思ったけど、あれは無理笑。」
……あいつ好きな人いるのか。かっこよくて誰よりも優しいミンギュが諦めるような相手？
「はぁ、」
MG「でっかい溜息笑。ほらこれひょん食べな。」
「ん、ありがとう。」
たらふく食べてお腹いっぱい。
「……Aが俺じゃなくてバーノンと新作開発してるみたいで。」
MG「ふーん、それでヤキモチ妬いてるんだ。」
ヤキモチか……すとんときた気がする。
MG「大丈夫だよ！ヒョンのことだって頼りにしてる！……多分。」
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すずな(プロフ) - 千笑さん» 千笑さま、コメントありがとうございます！そんなピンポイントな要望に添えてうれしいです笑。これからも眼鏡猫パティシエ(?)が作るケーキを楽しんでいただけますように！ (1月6日 18時) (
レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
千笑(プロフ) - ちょうどイケメンパティシエと恋に落ちたいと思っていたところでこの作品を見つけて、ほんとに楽しませていただいてます！ケーキも大大大好きなので、描写が細かくて毎回お腹いっぱいです笑笑。素敵な作品ありがとうございます！ (1月6日 12時) (レス) id: c7b840f656 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - オニオンさん» ありがとうございます！とてもうれしいです。これかもまだまだ続くので引き続き楽しんでいただけら幸いです！ (12月23日 1時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
オニオン(プロフ) - すずなさん» あぁ良かったです、、！いつも楽しく読ませて頂いてます！人物の描写だけではなく、ケーキや紅茶の描写までとても細かくて素敵でついついケーキと紅茶を食べたくなってしまいます笑これからも応援してます！ (12月22日 11時) (レス) id: 4300abda91 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - オニオンさん» コメントありがとうございます！大変失礼しました。訂正いたしました。 (12月22日 10時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年12月22日 1時
