ブッシュドノエル。 ページ33
11月に入って初めての定休日。珍しく早朝に外に出ている。
SG「おはよ！乗って〜。」
『おはよう。わがまま言ってごめんね。』
SG「全然大丈夫笑。仕入れも一緒にしちゃうし。」
スングァンに頼んで、店用のクリスマスツリー、本物のもみの木を買いに行く。
SG「どれくらいのサイズ？」
『店閉めるときは毎晩中入れなきゃいけないから2mくらいまで？あ、移動を私がやるから高さより重さ？』
SG「それくらい男たちにやらせなよ笑。なんのためにいると思ってんの。」
……それは甘いものを作るためでは？
SG「Aが頼ったら喜ぶやつしかいないんだから甘えな〜。」
男とか言われると、ジアさんのことを思い出してしまう。
SG「誰よりも真面目に仕事をした上で頼るんだから悪いことじゃないよ。」
『……何があったか知ってるの？』
バーノンかディノに聞いたのかな。
SG「詳しくは知らないよ。でも、Aはしばらく花束買いに来ないし、ソクミニヒョンの様子がおかしかったから気がついただけで。」
『もう大丈夫だよ。あの子もあれから来なくなっちゃったし。』
SG「ソクミニヒョンは優しいすぎるよなぁ。もっとぐいぐい行ったら、Aのこと奪えたかもしれないのにね？笑」
『え？』
SG「でも、Aはウォヌヒョンが好きだし、モテる人は大変だねぇ。」
……なんで知ってんの。スングァンは私が自覚するより先に気づいてそう。
『ソクミンさんだけだよ。私のこと好きになってくれたのなんて。』
SG「相変わらず鈍感無自覚だね笑。ライトとオーナメントはあるの？」
『うん！この前クリスマスマーケット行って、たくさん買っちゃった。スングァンの分もあるからあとであげる。』
SG「僕の？」
『選んでたら、みんなの顔が思い浮かんじゃって。ひとつずつ買っちゃった笑。お店のツリーにでも飾って？』
SG「ふふっ、浮かれてるね笑。」
『洋菓子屋さんらしいでしょ？笑』
ずらーっと並ぶ緑のもみの木。
『わぁ！いっぱい！』
「そりゃ、市場だからね、お嬢ちゃん笑。」
当たり前のことを言ってしまって少し恥ずかしい。
SG「じっくり選びな。」
店のイメージに合わせて、深い色のすっとした形の物を探す。
『スングァナ〜』
SG「ん？」
『これとこれどっちの方がかっこいい？』
SG「んー、こっちかな。」
『じゃあ！これにします！』
「はいよー、包んじゃうね。」
『ありがとうございます！』
ユン・Aは大きなクリスマスツリーを手に入れた！
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すずな(プロフ) - 千笑さん» 千笑さま、コメントありがとうございます！そんなピンポイントな要望に添えてうれしいです笑。これからも眼鏡猫パティシエ(?)が作るケーキを楽しんでいただけますように！ (1月6日 18時) (
レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
千笑(プロフ) - ちょうどイケメンパティシエと恋に落ちたいと思っていたところでこの作品を見つけて、ほんとに楽しませていただいてます！ケーキも大大大好きなので、描写が細かくて毎回お腹いっぱいです笑笑。素敵な作品ありがとうございます！ (1月6日 12時) (レス) id: c7b840f656 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - オニオンさん» ありがとうございます！とてもうれしいです。これかもまだまだ続くので引き続き楽しんでいただけら幸いです！ (12月23日 1時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
オニオン(プロフ) - すずなさん» あぁ良かったです、、！いつも楽しく読ませて頂いてます！人物の描写だけではなく、ケーキや紅茶の描写までとても細かくて素敵でついついケーキと紅茶を食べたくなってしまいます笑これからも応援してます！ (12月22日 11時) (レス) id: 4300abda91 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - オニオンさん» コメントありがとうございます！大変失礼しました。訂正いたしました。 (12月22日 10時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年12月22日 1時
