ガトーショコラ。 ページ15
朝7時、ウォヌさんはまだ寝てる。服を着替えて鍵を持って2階に降りる。定休日に当たればよかったけど、今日はちゃんと営業日だ。
星のガーランドを壁に引っ掛けて、風船を膨らませる。いくつくらい作ったら可愛いんだろう。……年の数くらいかな。
連絡したら、ホシさんとミンギュさんも顔を見せてくれるらしく、ちょっと豪華なパーティーになりそう。1か月前もここをオープンするパーティで集まったから随分短いスパンになってしまった。
いつのまにか8時半になっていた。ウォヌさんは勘の鋭い人だからサプライズがバレないように、部屋に帰る。ウォヌさんが開店前に2階に来ることはないので、多分大丈夫。隣の扉が開く音、しばらくするとシャワーを出す音がしたから、再度自分の部屋から出る。
「……おはよ。」
『おはようございます。』
いつもより3時間も早くバーノンが来て、早く開店準備が終わり、2階に連行されることをまだ知らないウォヌさん。ちなみにディノも早く来るから、私はパーティの準備に専念できる。とりあえずいつも通り賄いを作ってるふりをする。
昨日のうちに仕込んだ枝豆の冷製ポタージュとお酒を揉み込んだ鶏肉。カプレーゼを作って、鶏肉とにんじんとじゃがいもをオーブンに入れる。お皿やサラダのタッパーを持って2階に向かう。……何往復したら全部運べるんだ。テーブルセッティングをして、
HS「おはよー！わぁ、すげー！」
『あ、ホシさんおはようございます！今日はありがとうございます。』
MG「おはよ。うちからおぬよんが好きなパン持ってきたよ。」
『わー！急に呼んだのにありがとうございます。』
JN「おはようっ！多分ウォヌにはバレてない。うわー、美味しそう。全部ウタちゃんが用意したの？」
『はい！』
HS「すごいな。ウォヌ愛されてるな。」
『あ、あ、あ、？』
MG「ね、本当に素敵なお店。」
あ、お店。そうだよね、お店ごとだよね。ウォヌさんに対しての恋愛感情じゃない。てか、好きじゃないし。
VN「ウタ、顔赤い」
『え、』
VN「ケーキこんな感じでいい？」
『うん！すごいかわいい！』
ウォヌさんはチョコレートケーキが好きだから、バーノンがこっそり用意してくれたガトーショコラ。
『あ、みなさん、クラッカー持ってください！』
「「「はーい」」」
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すずな(プロフ) - 千笑さん» 千笑さま、コメントありがとうございます！そんなピンポイントな要望に添えてうれしいです笑。これからも眼鏡猫パティシエ(?)が作るケーキを楽しんでいただけますように！ (1月6日 18時) (
レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
千笑(プロフ) - ちょうどイケメンパティシエと恋に落ちたいと思っていたところでこの作品を見つけて、ほんとに楽しませていただいてます！ケーキも大大大好きなので、描写が細かくて毎回お腹いっぱいです笑笑。素敵な作品ありがとうございます！ (1月6日 12時) (レス) id: c7b840f656 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - オニオンさん» ありがとうございます！とてもうれしいです。これかもまだまだ続くので引き続き楽しんでいただけら幸いです！ (12月23日 1時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
オニオン(プロフ) - すずなさん» あぁ良かったです、、！いつも楽しく読ませて頂いてます！人物の描写だけではなく、ケーキや紅茶の描写までとても細かくて素敵でついついケーキと紅茶を食べたくなってしまいます笑これからも応援してます！ (12月22日 11時) (レス) id: 4300abda91 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - オニオンさん» コメントありがとうございます！大変失礼しました。訂正いたしました。 (12月22日 10時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年12月22日 1時
