いつもの席。 ページ35
You side
写真を撮ったときにメイクしてくれたオンニが所属してるサロンに来た。
「本当に切っちゃうの？」
『はい！』
ウォヌくんが義務に行ってた頃から肩甲骨下の長さをキープしていたけど、赤ちゃんが生まれると髪が邪魔だってよく聞くから、思い切ってショートにしにきた。
「じゃあ、ヘアドネーションする？」
『できるんですか？』
「うん。十分だよ。どこまできる？」
『FearLessのジョシュアさんくらい？』
「うわぁ、結構なハンサムショート！ウォヌに言った？」
『言ってないです！』
「え、本当に？ウォヌ1時間ちょっとしたら来ちゃうよ？」
『え？』
「あの子、明日撮影あるからメンテナンス。」
予期せぬタイミングでのサプライズ。
「よし！やっちゃお！」
束ねた髪を一束だけ自分で切る。
『わぁ、不思議！』
「でしょ？ふふっ、あと切っちゃうね〜。」
容赦なくざくざくと束は切り落とされ、形作られていく。
「え、めちゃくちゃ似合うね？想像よりいいんだけど。」
『ありがとうございます…！』
たしかに自分でも思う。似合ってる、かっこいい。なんか頭良さそう。今、宣材写真撮ろうかな。いや、他がぷよぷよすぎる。
「ウォヌ来るまで20分あるね〜。この椅子で辛くない？あったかい飲み物淹れようか。」
『すみません。ありがとうございます。』
淹れてもらったほうじ茶を飲む。……時間を持て余した方が緊張するな。ウォヌくん、なんて言うかな。嫌だって言われたらどうしよう。気を紛らわすために仕事のメールをひたすら返す。
「おはようございまーす。」
あ、ウォヌくん来た。
「ウォヌ、いつもの席座っといてー。」
「はーい。」
……いつもの席？ここだったりしないよね？
「え、」
『お、おはようございまーす？』
「A？」
『うん。』
「え、え、え？」
すごい動揺してる。
『髪切ったの。』
「え、うん。見たら分かるけど。」
「ふはっ、ウォヌ固まってる笑。」
『変……？』
「ううん。めっちゃ可愛い。そんな短いのも似合っちゃうの？ユンジョンハンより短いよ？」
『ふふっ、よかった〜！』
「だって、提案されたのシュアの髪型だもん笑」
「え、シュアなら俺でいいじゃん。」
……謎の対抗心。
『でも、かわいいでしょ？』
「うん、かわいい。」
「はいはい。よかったよかった。ウォヌ始めるよ〜。」
『じゃあ、私は。』
ふう、よし立たなきゃ。立つのも一苦労。
「A、あと3,40分待てる？一緒に帰ろう。」
『いいの？オンニ、ここにいても大丈夫ですか？』
「もちろん。高速でウォヌ終わらせてあげる笑。」
私は本当にいい人たちに恵まれているな。
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そる(プロフ) - すずなさん» 楽しみにしてます！！ (2月11日 18時) (
レス) id: c372f2037e (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - そるさん» そるさま、コメントありがとうございます！私には勿体無いお言葉をありがとうございます♡またいつか更新するので気長にお待ちいただけたらうれしいです！ (1月26日 2時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - いつも楽しみにしてます！一番好きな小説です！ (1月24日 21時) (レス) id: c372f2037e (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - hifox0302さん» また素敵なコメントありがとうございます！始まりましたね〜！作者はまだ追いついてないのでお時間いただきますが、書きます！気長に待っててもらえるとうれしいです♡ (1月6日 22時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
hifox0302(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます！ナナツアー始まりましたね！！寝起きドッキリのウォヌを見たcaratが奥さんとウォヌの生活についてこんなんかな〜なんて想像してるツイートなど見てみたいです！ (1月6日 16時) (レス) id: 957469a4be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年12月15日 23時
