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「ん、わかった。今はしんどくない？」
いろいろ話を聞き出した。調べてみたらAが使ってるアプリは俺も入れたら連携できるらしいから、即入れて半ば強制的に登録してもらった。Aはすぐ我慢するから、これで安心。
『んー、ちょっとお腹痛いくらいです。』
「本当に？」
『……頭も痛いです。』
「しんどいな。薬飲めるなら飲んでベッド行こう。」
薬が効いたら寝かせて、明日の朝もゆっくりさせよう。全員いるからきつかったら休ませてもいい。
『今日は自分の部屋で寝ます。』
「え、」
『あ、ウォヌさんと寝るのが嫌なわけじゃなくて、多分今夜が一番重いから、汚したら迷惑かけちゃうので。』
「それは気にしなくていいけど。一人で寝た方が楽か？」
できるだけやさしく問いかけると、下唇を噛んで何か言えずにいる様子。
「なんでも言ってほしい。」
『……不安だからぎゅーってしてほしいです。』
「ん。わかった。」
すごく寂しがりになる時期があるなと思ってたら、Aは生理前になると不安定になって落ち込んじゃうタイプで、それが今月は苛々もしちゃうから自分でも困惑してたっぽい。
『お薬飲みました。』
「ん。」
短い距離だけど、手を差し出してみたらうれしそうに繋いでくれるA。本人は不安定で嫌なんだろうけど、甘えてくれるのも不安がってるのも可愛いって思ってるのバレたら嫌われるかな。
『ウォヌさん、』
「ん？」
『昨日はごめんなさい。』
あー、コンロのことか。忘れかけてた。
「そういう日もある。ちゃんと俺かディノとダブルチェックするようにしよう。」
お店の安全はみんなで、特に店長の俺が守るもので、100%Aのミスみたいな言い方をした俺が悪い。さっき調べてたら、こういう時期は注意散漫にもなるらしい。……本当に無知だった俺を誰か殴ってくれ。
「うちのことは俺がごめん。学びます。」
『そうしてもらえると助かります笑。』
「Aが完璧にしてくれるから甘えてたんだと思う。俺ができることがあったらなんでも頼んでほしい。……自分で気づけよって話なんだけど。」
『ふふっ、うれしいです。』
「薬効いてきた？」
『まだかな？でもウォヌさんがいるから少し楽な気がします。』
腕の中で目を逸らして恥ずかしげに呟くA。
「……かわい、」
『え？」
「なんでもない。それならよかった。」
『今、かわいいって言いましたか？』
「……言ってない。電気消すぞ。」
『言いましたよね？』
「……おやすみ。」
『へへっ、おやすみなさい。』
＊
リクエストより。この二人はタダじゃ喧嘩しない気がするので女の子の日と合わせてみました。
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すずな(プロフ) - ゆにさん» ゆにさま、リクエストありがとうございます！お時間いただきますが、投稿をお待ちいただけたらうれしいです♡ (3月9日 21時) (
レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！☺︎もしよろしければ、妊娠発覚や出産時のお話も読みたいです...！ (3月8日 10時) (レス) id: 39bd297dc3 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - N。さん» こちらこそ書くのが楽しかったです！目撃オッパを実兄にするかも迷ったんですけど、ハニさんはその場で喧嘩売りに行くだろうなぁと思って笑、ジスオッパを召喚しました〜！周りにイケメンが12人もいるだけで大変なのに……強く生きてウォヌさん！笑 (2月12日 17時) (レス) @page28 id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
N。(プロフ) - リクエスト応えていただきありがとうございます！！私の言葉足らずな文にもかかわらず、、。素敵なお話にして下さり嬉しいです！女の子の周りイケメン多すぎて、きっと元彼も出る幕ないですよね。まず兄にぶっ飛ばされる笑 (2月12日 7時) (レス) id: 033fb33b6a (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - ゆにっとさん» 返信遅くなってごめんなさい！本編を最後まで読んでいただけてうれしいです！温かい読者の皆さまに支えられて、ここまで優しい物語が書けたと思っています♡短編集にはなりましたがこれからもご愛読いただけたら幸せです！ (2月11日 21時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2024年1月28日 9時
