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WN side
「はぁ、、」
深夜1時。今日は業務連絡以外で一言も話してないな。なんであんな言い方をしてしまったのか後悔に襲われる。どうでもよくなんてない。大切で仕方ないのに口が勝手に言い返してしまった。ベッドが半分空いてるのが不思議な気分。……謝りに行くか？いや、もう寝たかもしれない。ゲームの画面を開いたまま考えてたらジフナから着信がきた。予告なしにこんな時間に？珍しい。
「もしもし。」
WZ「あ、俺。」
「ん。わかってるよ。」
WZ「駅前西口のドラッグストアで彼女さん拾ったから保護してる。はよ来い。」
「え？Aなら部屋にいると思うけど。」
クッキーの包装をしてたのか俺より遅く帰ってきて、さっきシャワーの音も聞こえた。
WZ「あいつが馬鹿なのかお前も馬鹿なのか知らないけど、とにかくお前に何も言わずに家を出てきたらしい。」
え？こんな夜中に一人で？
「っ、わかった。すぐいく。」
WZ「はいよ。」
久しぶりに自転車の鍵を取って必死に漕ぐ。俺はもうほとんど乗らないからってAの高さに合わせたサドルはすごく低くて脚が余る。
「はぁ、、はぁ、、」
WZ「はっや、」
黒いパーカーを被ったジフナと、部屋着のTシャツにデニム姿のA。
「こんな時間に何やってんだよ。」
こんな夜道を一人で歩いてたら、何かあったかもしれない。
「どういうつもり。」
WZ「ウォヌ、」
ジフナから声をかけられて、はっとする。A、泣いてる？
WZ「俺がウォヌに電話かけてからずっとこうなんだよ。なんかあったんだろ。」
心当たりはあるようなないような。喧嘩みたいになったといっても、ここまでなるほどじゃないと思う。
「はぁ、とりあえず帰るか。」
無言で首を何度も横に振るA。
「どうして？」
『……怒らせちゃったし、私が悪いから、ごめんなさい。』
だからって何時間もここにいるつもりか。
「家に帰ろう。俺はAと話がしたい。」
WZ「Aが帰らないと俺も帰れないんだよ。まだ仕事あるんだ。行け。」
しゃくりをあげるほど流していた涙を抑え込んで、立ち上がるA。
「ありがとう、ジフナ。」
WZ「ポッサム。」
「はいはい。」
駅前の大きな交差点でジフナと分かれた。
少しずつしか動かないAの歩幅に合わせて、ゆっくり自転車を押して帰る。
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すずな(プロフ) - ゆにさん» ゆにさま、リクエストありがとうございます！お時間いただきますが、投稿をお待ちいただけたらうれしいです♡ (3月9日 21時) (
レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！☺︎もしよろしければ、妊娠発覚や出産時のお話も読みたいです...！ (3月8日 10時) (レス) id: 39bd297dc3 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - N。さん» こちらこそ書くのが楽しかったです！目撃オッパを実兄にするかも迷ったんですけど、ハニさんはその場で喧嘩売りに行くだろうなぁと思って笑、ジスオッパを召喚しました〜！周りにイケメンが12人もいるだけで大変なのに……強く生きてウォヌさん！笑 (2月12日 17時) (レス) @page28 id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
N。(プロフ) - リクエスト応えていただきありがとうございます！！私の言葉足らずな文にもかかわらず、、。素敵なお話にして下さり嬉しいです！女の子の周りイケメン多すぎて、きっと元彼も出る幕ないですよね。まず兄にぶっ飛ばされる笑 (2月12日 7時) (レス) id: 033fb33b6a (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - ゆにっとさん» 返信遅くなってごめんなさい！本編を最後まで読んでいただけてうれしいです！温かい読者の皆さまに支えられて、ここまで優しい物語が書けたと思っています♡短編集にはなりましたがこれからもご愛読いただけたら幸せです！ (2月11日 21時) (レス) id: 2b89f0e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2024年1月28日 9時
