シャッター。 ページ7
DK side
DK「ひょーん！あの辺まで行ったら人気がなくて上手に撮れそうだよ。」
午前中から本屋に行ったらしいハニヒョンとウォヌヒョン。時間潰しに美術館も行ったみたいだけど、それでも夜は遠くて、一回ホテルに戻ってきた。
ハニヒョンは一度部屋でだらけると外に出たくなくなっちゃから、ウォヌヒョンと一緒で写真が好きな僕がついて行くことにした。
「本当に綺麗だな……」
ウォヌヒョンは本当に冬が似合う。僕もマフラーやタートルネックが似合うってCARATに言われるけど、ウォヌヒョンには負けそうだ。
お互いを撮る前にまずは輝く風景を撮りながら、ウォヌヒョンに話しかける。
DK「ヒョン、日本の本屋さんは韓国とは全然違う？」
「楽しかったよ。」
返事になってない抜けた返しだなと思いながら、ヒョンが居る方を振り返る。
思わずシャッターを切ってしまった。
ウォヌヒョンが今まで見たことないやさしくて、少し寂しそうな顔をしてたから。
「いきなり撮るなよ。」
DK「ごめん〜だってヒョンかっこよかったから。」
「なら、いいけど。」
DK「今日なんかいいことあった？」
「急に何だよ笑」
DK「だって、ヒョン見たことない顔してるんだもん。」
図星だったのか少し驚いた顔のウォヌヒョン。ハニヒョンや同居人のミンギュより勘が鈍いと思われてそうだけど、僕だってヒョンの変化には気づく。
「...ドギョムは一目惚れって信じる？」
ひとめぼれ……？
え？おぬよんが一目惚れって言った？？
DK「うーん...信じるも信じないも、起きたことを一目惚れって言うんじゃないの？」
「だよなぁ...」
うわーーっと言いながら、頭をぐしゃぐしゃに掻きむしるウォヌヒョン。
ヒョンが一目惚れか、なぜか僕がうれしくなっちゃう。
DK「ヒョン、まだ写真撮ってないのにボサボサにしたらダメだよ〜」
「帽子かぶるからいいんだよ！」
恋に落ちたヒョンはいつもより少し可愛い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 443人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すずな | 作成日時：2023年11月20日 16時
