質問。 ページ46
SC side
「「「「チャーン」」」」
珍しくヒップホップチームでごはんを食べてる。幼い頃はずっと一緒にいたけど、今は分かり合ってるからこそ仕事に全力を注ぐための仲間という感じだ。
MG「うぉぬひょんから誘うなんて珍しいじゃん。」
あ、こいつらは一緒に暮らしてるのか。
VN「あ、これおいしい。」
マイペースでセンス抜群なバーノン。
「ん、ほんとだ、おいしい。」
想像力と言葉選びに秀でてるウォヌ。
MG「え！それ俺も食べたい。」
感受性豊かで情熱的なミンギュ。
SC「もう一回おかわりしたらいいだろ。」
面倒見がいいリーダーの俺。
我ながらバランスのいいチームだと思う。
今日はウォヌが俺らを集めた。覚悟を決めた顔をしてたから何か話したいことがあるんだろう。俺はいくらでも飲めるけど、ミンギュの目が座る前に話した方がいい。
SC「ウォヌや、なんかあったか？俺たちでよかったら相談聞くよ。」
真剣な眼差しでウォヌを見つめる弟たちと俺。
「いや、相談じゃなくて報告なんだけど……」
VN・MG「うん」
「今、お付き合いしてる人がいます…」
え？
MG「え！？！？」
あ、俺よりびっくりしてるやつがいる。
MG「え、ひょんに彼女ができたってこと？いつから？」
SC「相手は誰？同業者か？告ったの？告られたの？」
ウォヌに彼女なんて何年ぶりに聞く話だよ。
「……質問が多いな。」
MG「もう！答えて！」
「相手は日本人の子で告ったのは俺から。同業者じゃないし、スタッフでもないよ。先週付き合い始めたばっかだけどこの３人には話した方がいいと思って。」
日本人？スタッフじゃない？じゃあどこで
VN「どこで出会ったの？」
「……東京の本屋」
SC「うん。……ん？」
「ジョンハンと行った本屋の店員さん。一目惚れしたから、次の日連絡先渡しに行ったら受け取ってもらえた。」
ウォヌが一目惚れか……というかそんなに行動力があったのか。
「向こうが頑張って韓国語を勉強してくれて、連絡取ってて先週韓国に来てくれて、付き合うことになりました。」
MG「ヒョンが先週二晩いなかったのってその子と会ってたから？」
「うん」
MG「よかったぁ、俺嫌われたのかと思ったー(泣)」
「なんでだよ。」
いつも優しいウォヌだけど、ここ最近は特にふわふわしてたのはその子のおかげ？
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作者名：すずな | 作成日時：2023年11月20日 16時
