ほとんど双子。 ページ19
WNside
JH「ん〜〜！サムギョプサルおいし〜〜」
JS 「ウォヌ、ヒョンがソジュ注いであげるよ〜」
個室の焼肉屋、目の前にはなぜか。
お肉に目尻を緩ませるエセ天使と、顔が真っ赤でゆるゆるなこちらもエセジェントルマン。
どうしてこうなった...
WZ「よしオッケー。お疲れさま、ウォヌ。」
休憩から帰ってきて、何とか切り替えた俺はそこから5回の録り直しで合格をもらった。
3回歌っただけで終わる日もあるのに申し訳ない。
「おつかれ。時間かけてすまなかった。」
WZ「はいはーい。
じゃあジョンハニヒョン入ってー。」
ウジはいつも通り終わったかのように交代の指示を出す。言葉には表さないけど、優しいやつだ。
JH「ヒョン、サムギョプサル食べたい。」
「え？」
すれ違いざまにジョンハンに声をかけられる。
JH「今日ウォヌに40分くらい待たされたんだけどな〜食べたいな〜サムギョプサル」
きゅるきゅるした笑顔で圧をかけてくる。
「...わかった。向こうのソファで待ってるよ。」
JH「わ〜、そうこなくっちゃ！」
ジョンハンの次にレコーディングする予定のジュンが来たから、話しながら時間を潰す。
WZ「はい、ジョンハニヒョンオッケー。
おつかれ様でした〜。」
JH「ね〜」
流石ボーカルチーム、レコーディングが速い。
白いモコモコのブルゾンを羽織ったジョンハンと部屋を出る。窓から見えた空は真っ暗だけど、雲はないから今夜は雪は降らなそうだ。
社屋から出て、ヒョンにタクシーに乗るか聞こうとしたら、後ろから話しかけられた。
JS「お、タイミングいいじゃん」
JH「おー！ナイスー！」
え？
ジョンハンと一対一と決まったときから、日本のことで尋問に合うのは覚悟してたけど、ジョシュアもいるなら話が違う。
JH「えへへ、カフェテリアに行くウォヌの様子がおかしくて、心配らしいから呼んじゃった〜。」
...えへへじゃないよ...
髪はサラサラでいつもよりスポーティな格好してるジョシュアは運動場に行ってたらしい。
JH「シュアなら口堅いし大丈夫だよ。」
言いふらすことは考えてもいなかったけど、それよりも尋問官が2人になったのが怖いよ...
「はいはい...」
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作者名：すずな | 作成日時：2023年11月20日 16時
