天使の誘い。 ページ1
WN side
プルルルル
「...ヨボセヨー」
JH「ウォヌやー、ヒョンと本屋さんに行こう。」
「今日ですか？」
JH「そうだよ〜。ついでにヒョンのインスタ用の写真撮ってよ。」
「それが目的かよ。」
JH「いひひひ、じゃあ1時間後にエントランスね〜あんにょーん」
ツアーのために日本に来た。
昨日は雑誌の撮影があったけど、今日はオフ。
昼過ぎまで寝て、ゲームして、夜になったらジュンとラーメンでも食べに行こうとしてたのに、エセ天使からの電話で目が覚めた。
寝癖のひどい顔が真っ暗なスマホの液晶に映った。
「とりあえずシャワーか」
風呂から上がって髪を乾かした。しばらくブリーチしてないから調子がいい。
冷蔵庫からエナジードリンクと迷ったけど水を取り出して3分の1くらい一気に飲んだ。
適当なロンTにこの前東京で買ったブルゾンを羽織る。仕事のない日にセットするのも面倒だから、その辺にあった黒のバケットハットを被った。カメラのバッテリーを確認する。
部屋を出たら、隣からドギョムとミンギュが出てきた。
DK「ウォヌヒョン！！おはよう！！」
「おーおー、お前は朝から元気だな...」
MG「ひょんが午前中から出かけるなんて、ライブで雪降るんじゃないの」
「ジョンハンからの呼び出しで目が覚めた。」
二人は美術館に行くらしい。クチルズの芸術家には振られたんだと。
ミンギュが他のメンバーの予定を教えてくれるけど、頭がまだ全然動かなくて覚えられない。
「寒いから気をつけろよー」
MG「ヒョンもー」
エントランスに着くと可愛らしいニット帽を被ったユンジョンハンがいた。
JH「やーウォヌや遅刻だー！」
「まだ6分前だけど。」
JH「ふへへへ」
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作者名：すずな | 作成日時：2023年11月20日 16時
