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君へのメッセージ8 ページ9




「へぇ…お前、優しいことで悩んでんなぁ……」


ほわほわとした雰囲気で


弁当を食べながら言う遥。


「まあ、この時期でそういうのは多いから気にするなよ」


「うん…でもさ、やっぱりあいつ僕のこと嫌ってるよな?」


前まで4人で昼食を食べていたのに


今では優奈と千秋は二人でどこかに行ってしまった。


どこで食べているのかは分からないけど、


たぶん二年生の先輩のところだろう…


「少し距離置いてみたら?気持ちの整理がつくまで」


「ん…そうする」


「それにしても、そんな時期なんだなぁ」


笑っているのか無表情なのか分からない表情で


ポツリと呟く遥。


「俺はそんなん無いから分からん」


「お前はほわほわし過ぎなんだよ。このわたげめ」


そんな他愛も無い会話をしながら


昼休みが終わった。


遥の言葉で少しだけ心が温かくなった気がした。

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作者名:氷愛 | 作成日時:2013年2月13日 21時

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