今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:1,953 hit
小|中|大
君へのメッセージ8 ページ9
・
「へぇ…お前、優しいことで悩んでんなぁ……」
ほわほわとした雰囲気で
弁当を食べながら言う遥。
「まあ、この時期でそういうのは多いから気にするなよ」
「うん…でもさ、やっぱりあいつ僕のこと嫌ってるよな?」
前まで4人で昼食を食べていたのに
今では優奈と千秋は二人でどこかに行ってしまった。
どこで食べているのかは分からないけど、
たぶん二年生の先輩のところだろう…
「少し距離置いてみたら?気持ちの整理がつくまで」
「ん…そうする」
「それにしても、そんな時期なんだなぁ」
笑っているのか無表情なのか分からない表情で
ポツリと呟く遥。
「俺はそんなん無いから分からん」
「お前はほわほわし過ぎなんだよ。このわたげめ」
そんな他愛も無い会話をしながら
昼休みが終わった。
遥の言葉で少しだけ心が温かくなった気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
2人がお気に入り
設定タグ:氷愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:氷愛 | 作成日時:2013年2月13日 21時