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君へのメッセージ6 ページ7
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僕の予感は当たっていた。
「なんかさ、昨日のお前の態度が気に食わなかったんだってよ」
そこまでは普通に聞いていられた。
けど、内心は少し怖かった。
でも、次の一言は____
「昨日みたいなお前だったら嫌いだわってキレてたぞ」
____僕の胸に深く深く…突き刺さった。
まるでナイフで刺されたように心が痛み、
目じりが熱くなるのが感じられた。
千秋の前では絶対に泣きたくない、
こんな顔見せられない。
今にも涙が溢れそうな目を上へと背け
机に頬杖をついた。
「あいつが来たら謝っておけよ」
「…うん……」
震える声でそう答えた。
・
・
・
___きっと、
この時から僕の心は
君から遠ざかっていった。
「お前なんて嫌いだ」
千秋を通して伝わったその言葉が
それまでの不安と葛藤を巻き込んで
僕の心へと突き刺さる。
それからというもの、
優奈のことが信じられなくなった。
「あいつはきっと僕のことなんて嫌いなんだ」
そう思い始めた。
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作者名:氷愛 | 作成日時:2013年2月13日 21時