ななは通話 ページ7
『…同じ、だね』
「なに言ってんの当たり前じゃん!!
なんなら私のほうがもっと幸せだったし」
だって一緒にテレビ見てるとき京治にもたれかかってたし。
すごいあったかくてすごい幸せだった。
『いや、俺のほうが幸せだったね』
「いやいや、絶対私のほうが幸せだったから」
『だから俺のほうがAより幸せだった』
「京治、そんなに威張らなくていいんだよ?
私のほうが幸せだったんだから!!
京治に甘えてほんっっっっとに幸せだったの!!」
『そんなの甘えられてるほうが幸せなんだけど。
だってAめっちゃいい匂いするしめっちゃ可愛いしめっちゃ綺麗だし…なんなの』
えっ、なんなのってなんなの?←
『…だから、早く会いたい。
直接触れたい、Aに』
っ、そんなのっ、
「私も同じだよばーか」
私が意地でも残っていたら京治と同じ梟谷にいたのかも。
部活も一緒で休み時間も話して昼休みも一緒にお弁当食べて…
それができたならどれだけ幸せなんだろう。
『クスッ…馬鹿はどっちだよ』
「…どっちもだね!!」
それからたくさん話した。
あ、もちろん佐々木くんに告白されたこともねwww
そしたら京治は、
『え、もちろん答えは?』
「のーうっ!!
だって、京治以外の男はゴミだから!!
まぁ、友達としてはね?全然ゴミじゃないんだけど、恋愛対象としてはゴミなんだよ」←
『っぷ!!…そっか、そう言ってくれて嬉しいよ』
吹いたよね。←
「いや、事実ですから。
私の周りにはゴミの手本になる人が何人いることか」←
ほら、あの人とかね?
うへぺろ(´>ω∂`)☆←この人だよこの人
「…京治二年生なのにすごいしっかりしてる。
私より全然、京治のほうが年上に見える」
ふと思ったことを口にする。
『そんなことないよ、俺ちゃんと年下。
Aに甘えることあるし』
「…そんな、私がいつも京治に甘えてるのに…
なんで、どうしてそんなに優しいの…?」
あー、やばい、泣きそう。
さっきの声が震えてたと思う。
『…そんなのAのこと好きだから、愛してるからに決まってる』
京治の言葉を聞いて何故か私の目から涙が溢れた。
「…うっ、ん、わた、しも…京治のことっ、好きだよ、愛してるっ、よ」
うん、やばい…泣いちゃった…
『ちょっと、泣かないの…
あぁ、もう今すぐ泣き止ませたいのに、』
「いや、ごめっ…け、いじ、ごめん」
『なんで謝るの…もう』
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麻香(プロフ) - ウサギくんさん» コメありがとうございます!!励みになりますヾ(*´∀`*)ノ (2017年3月16日 20時) (レス) id: 7d969b234f (このIDを非表示/違反報告)
ウサギくん(プロフ) - この小説最高です!!更新楽しみにしていますd(ゝω・´○) (2017年3月16日 20時) (レス) id: 0c41d29189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麻香 | 作成日時:2017年1月28日 21時