さんじゅうには合宿スタート!! ページ32
「京治、京治っ!!」
私は京治にぐりぐりと頭を押しつける。
「はいはい、相変わらず可愛いねAは」
京治も抱きしめ返してくれて頭を優しく撫でてくれる。
「おー、この子が赤葦くんの彼女でモデルやってる子かー」
髪型がすごい人がニヤニヤしながら言う。
…えっと、黒尾くん?だっけ?
「赤葦の!!噂の!!彼女!!モデル!!」
梟谷の…木兎くん?が興味津々な感じで私を見る。
2人とも身長高いな…
ちょっと威圧感?があるかも…
「ちょっと黒尾さん、木兎さん。
あんまりAのこと取り囲まないでくれますか、怯えてるので」
そう言うと京治はぎゅっと私を抱きしめる力を強めた。
「だって赤葦がモデルって言うから!!」
「モデルって言われりゃ顔とかスタイルとか気になるだろーがよ」
「あの、…私モデルやってない、ですけど…」
すごい勘違いされてる…
「「はぁあぁ(以下略)!?」」
2人が驚き目を見開く。
「俺はただモデル体型って言いたかっただけなんスけど」
「聞いてないぞ赤葦!!」
「いや、聞いてないのそっちっスよ」
「…レベル高いな。顔よし、スタイルよしって感じで」
「く・ろ・お・さ・ん?」
「イヤイヤイヤ!!赤葦くん?俺狙ってないからね!?お似合いのカップルだと思うよ!?」←
…黒尾くんの首はすごい勢いで横に振られてる。
めっちゃ否定してるじゃん。←
まぁ、私も京治以外の男興味ないから大丈夫だけど。
こんなやり取りをしているといつの間にか烏野も到着して挨拶をして学校案内をすることになった。
「あ、赤葦せっかくだから彼女さん案内してあげなよ〜」
梟谷のマネージャーの雪絵ちゃんが京治のことを肘で小突く。
「まぁ、元からそのつもりですけど」
あ、そう言えばここ梟谷だったね。←
「私達で青葉城西と烏野案内しておくからさ」
「わかりました。じゃあ、行こうかA」
「あ、うん」
京治に手を引かれる。
「案内と荷物置いたら体育館来いよ。
アップとって試合を全チームでぐるぐる回ってするだけだ」
黒尾くんはそう言うと体育館へ行った。
「…あれ、手に持ってるのなに?」
京治に会えた嬉しさですっかりこの存在を忘れていた。
「あ、これねお母さんが京治にって。
特製のお菓子らしいよ」
「…やった、Aのお母さんの作るもの全部美味しいから嬉しいよ。
一緒に食べる?」
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麻香(プロフ) - ウサギくんさん» コメありがとうございます!!励みになりますヾ(*´∀`*)ノ (2017年3月16日 20時) (レス) id: 7d969b234f (このIDを非表示/違反報告)
ウサギくん(プロフ) - この小説最高です!!更新楽しみにしていますd(ゝω・´○) (2017年3月16日 20時) (レス) id: 0c41d29189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麻香 | 作成日時:2017年1月28日 21時