君と一緒なら【テニプリ】 (ページ46)

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大曲竜次　Happy Birthday! ページ46

U-17マネージャー、高校３年生、大曲の彼女

今日の天気はとてもぐずついていた。

夕方、彼氏の竜次と毎日の日課である合宿所を散歩していた。

お互いそれぞれの仕事で日中は会う時間が取れない。

だからこの時間は二人っきりの貴重な時間なのだ。

そんなときだった。

ポタッ_

大曲「ん？」

貴『？』

ザーッ

突然の土砂降りだった。

貴『わぁっ！』

大曲「！こっちだし！」

竜次に手を引かれ、たまたま近くにあった東屋に飛び込んだ。

貴『もー…びちゃびちゃ』

大曲「マジ勘弁しろし…」

バケツをひっくり返したような雨で、さっきまで私達のいた場所はおろか、外の景色も殆ど見えない。

竜次はそんな様子を見て、東屋にあるベンチに腰掛けた。

大曲「この雨じゃ暫く動けねーな」

貴『そうだね…雨弱くなるまで待とうか』

私は竜次の隣に腰を下ろした。

流石に濡れたままではいけないと思い、上着だけ脱ぎ、二人分のジャージをベンチの隅においた。

今は10月の終わり、濡れたらままではもっとひどくなるが、やっぱり半袖は寒い。

少しでも暖を取ろうと腕をさすっていた。

大曲「…」

するとそんな私の様子を見ていた竜次がおもむろに私に腕を伸ばして

グイッ

竜次に肩を抱き寄せられた。

貴『！』

大曲「さみーんだ、くっついとけし」

貴『竜次…ありがと…』

いつもは素っ気ないが、こういうところが大好きだ。

それから何十分かたったが、雨の止む気配は全くない。

貴『やまないね…』

大曲「あぁ、でもまぁ、こんな二人でゆっくり出来んなら悪くねーだろ」

貴『…』

竜次の私の肩を抱く力が強くなった。

あともう少しだけ、このままがいいな…

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大曲さんでした！
短くてスミマセン！
お誕生日おめでとうございます！