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柳生比呂士 Happy Birthday! ページ42

立海3年、マネージャー

私は手洗い場でドリンクボトルを洗っていた。

すると、

仁王「Aー、こっち向きんしゃい」

後ろから仁王君に呼ばれ彼の言うとおり振り向いた。

むにっ

仁王「見事に引っかかったのう…ぷにぷにじゃ」

私のほっぺに指を指した仁王君は私のほっぺの感触を楽しんでいる。

貴『ちょっと仁王君!』

私が怒ってもなお仁王君は私のほっぺを突いている。

仁王「いやされるのう…」

貴『もー!早く離してよ!』

すると仁王君の後ろから柳生君がやってきた。

柳生「仁王君、こんな所にいましたか。真田君が怒っていますよ」

仁王「おー、柳生」

貴『柳生君、仁王君止めて!』

柳生君はすぐさま状況を理解し、私から仁王くんを離してくれた。

柳生「仁王君、女性を困らせるものでは無いですよ」

仁王「ケロケロ…紳士に言われたんじゃ仕方ないのう…邪魔者は退散するぜよ」

仁王君は手をひらひらさせながら去っていった。

柳生「まったく…本当に気まぐれな人ですね」

貴『まぁ仁王君らしいって言えば仁王君らしいけど…ありがとう、柳生君』

柳生「紳士として当然ですよ。ところで中村さん、手が荒れてしまっていますよ」

貴『あぁ、最近水が冷たいから…』

最近いきなり冷え込んできたため、手にはあかぎれなどが多くできていた。

ハンドクリームも使っているのだが、あまり効果はない。

貴『でもみんなのハードな練習に比べたら大したこと無いよ』

柳生「その気持ちはとても素晴らしいと思いますが、貴方は女性なのですからもっと自分を大切にしてください」

そう言うと彼は私の手を取った。

柳生「…結構酷くなっていますね。もしよければ私がよく効く薬を持ってきましょうか」

貴『え…でもわざわざ悪いよ…』

柳生「構いませんよ。むしろ頼んでください」

貴『うーん…じゃあ、お願いしようかな』

その翌日、柳生君は朝練の時薬を持ってきてくれた。

貴『ありがとう柳生君!』

柳生「いえいえ、この薬は水を弾くので塗り直さなくてもいいですよ」

貴『おぉ!それは嬉しい!普通のだと手洗ったとき落ちちゃうから…』

柳生「もしよければ私が塗りましょうか?」

私はここまでしてもらっていいのかと思ったが、柳生君のやさしさに甘えて、塗ってもらうことにした。

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作者名:ブラックトランペット | 作成日時:2019年6月29日 15時

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