君と一緒なら【テニプリ】 (ページ31)

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そんなことがあってから数週間後、私の部活が休みでいつも一緒に帰る友達もおらず、一人でいてに帰っていた。

玄関を出て門まで歩いているとちょうどテニスコートの横を通った。

そういえば切原君、レギュラーだったな。

そのことを思い出してちょっとだけテニスコートを覗いた。

するとそこには__

切原「うらぁ！！」

パコォンッ！

貴『！』

私は思わず目を見開いた。

まるで自分が光だと言わんばかりに輝いてテニスをする切原君。

気づいたら彼のことだけを見ていた。

いつもクラスで男子とふざけているときとは全然違う。

今の彼にあの時感じられた弟のような可愛さは全く感じられない。

はやる鼓動を抑えて、彼の姿を見ていた。

するときりのいいところに入ったのか、切原君は私に気づいたようだった。

手を振ってくれる切原君にドキドキしながら手を振り返すと、彼は満足したように練習に戻った。

私はテニスコートを離れ、校門の近くまで歩いて止まった。

胸に手を当てると、まだ鼓動が止まっていなかった。

あんなにかっこいいなんて聞いてない…！

私はそれから走って帰った。

数ヶ月後、彼が告白してきたのはまた、別のお話。

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赤也でした！
お誕生日おめでとうございます！