君と一緒なら【テニプリ】 (ページ19)

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桔平君がナイフを入れるとサクッと気持ちいい音がなった。

橘「まだちょっと熱いかもしれんたい。気をつけなっせ」

桔平君は私の目の前に切り分けられたアップルパイを置いた。

桔平君からナイフとフォークを受け取り、アップルパイを一口大に切ると口に入れた。

貴『！』

橘「どうだ？」

貴『うまか…！さすが桔平君たい！』

橘「はは、よかったばい」

私がアップルパイを食べるのを桔平君は嬉しそうに眺めていた。

橘「A」

貴「ん？」

不意に名前を呼ばれて桔平君の方を向いた。

橘「頬、ついとるばい」

貴『え、どこ？』

生憎、鏡を持っていなくて、どこかわからなかった。

橘「ここたい」

桔平君の顔が私の頬に近づいた。

ちゅっ

貴『！？』

橘「ん、とれたばい」

私の顔に熱が溜まっていくのがわかった。

貴『桔平君の阿呆！』

橘「ははっ」

私が怒っていると桔平君は愛おしそうにこちらを見た。

橘「ほんなこつ、むぞらしかね」
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橘さんでした！
作者の書く小説で夢主がアップルパイ好きなのが多いのは作者がアップルパイが好きだからです(笑)
お誕生日おめでとうございます！