君と一緒なら【テニプリ】 (ページ11)

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桃城「でなー、今日越前がー」

いつもは楽しく聞いている桃の話も今日は全然内容が入ってこなかった。

桃城「おい聞いてるか？」

貴『えっ…う、うん』

桃城「お前今日どうしたんだ？」

貴『…』

桃は私の顔を覗き込んで聞いてきた。

貴『その…桃の好きな人って…』

桃城「ん？あぁ、すげー可愛いんだよ。いっつも俺の話ニコニコしながら聞いてくれんだ」

貴『…なら…その子に話しなよ…好きじゃない私に…優しくしないで…』

桃城「A…？」

貴『他に好きな人がいるなら私に優しくしないでよっ…』

これ以上好きになりたくない。

桃城「お前…」

この感情が、恋なんだ。

貴『桃のことが好きなのっ…』

桃城「A…」

桃は私の顔を覆う手を掴んで顔をこっちに向けさせた。

貴『…？』

桃城「何勘違いしてるのか知らねーけど俺が好きなのはおまえだから！」

貴『え…？』

桃城「俺も最初は何かわからなかったんだ、お前がタカさんとかマムシと話してるとイライラしてた。けど不二先輩に聞いてわかった。お前好きなんだ！」

貴『！』

桃城「…」

じゃあ不二先輩は最初から知ってたってコト…！？

貴『桃…大好き…』

桃はその言葉を聞いていつものようにニカッと眩しい笑顔で笑うとこういった。

桃城「俺もだ！A！」

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桃ちゃんでした！
お誕生日おめでとうございます！