君と一緒なら【テニプリ】 (ページ1)

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知念寛うまりびーかりゆしど！ページ1

青学三年、女子テニス部。

※前半は小学６年生のお話。会話文以外は標準語。うちなーぐちは雰囲気です！

彼女と初めて会ったのはオジイからの紹介だった。

祖父「寛ー！」

知念「ぬーがよ。オジイ」

祖父「わったーのジジイ仲間の中村さんさー。そのお孫さん、やーと同い年なんばーよ」

そう言われてオジイの友達の後ろにいたいなぐをみた。

知念「…！」

うちなーに住んでいる人とは違う白い肌、お洒落な服装、何より顔立ちの整った綺麗な顔。

一目惚れだった。

祖父「Aちゃんは東京にすんどるんばーよ」

貴『えっと…中村Aです。よろしくね』

知念「知念寛さー」

柔らかく笑う彼女の全てが輝いている様に見えた。

祖父「寛、くぬ辺案内してやれー」

貴祖父「だーるなー、A、いってれー」

飛び跳ねそうか思いだった。

貴『じゃあ、お願いしてもいいかな？』

知念「もちろんさー」

わん達は近くの海まで行き、沢山のことを話した。

東京のきらびかな街の話や、うちなーののどかな街の話、わん達の話が途切れることはなかった。

貴『沖縄はいいね。自然が綺麗だし』

知念「当たり前やっし。うちなーはどこにも負けないさー」

貴『ふふ、そうだね』

そういうと彼女は履いていたサンダルを脱いで足だけ海の中に入った。

貴『んー、冷たくて気持ちいいね』

わんも続けて海に入った。

知念「だーるなー」

貴『そういえば、寛君は何かスポーツしてるの？』

知念「何もしとらんばーよ」

貴『え、意外、知念君背高いからスポーツやってそうなのに』

知念「？Aは何かやっとんばー？」

貴『うん、私はテニスしてるよ』

体の至る所が細い彼女からは想像できなかった。

貴『すっごい楽しいよ。全員プレースタイルが違うから』

知念「ほー…」

貴『だから私中学でもテニス部に入る。もっと強くなって色んな人を倒したいの。自分の実力で』

そう熱く語る彼女は、太陽の光もあったからか、眩しすぎるくらいに輝いていた。

知念「やーがそんなにうむさんっていうなら、わんもやってみようかねぇ」

貴『本当！？寛君ならきっと強くなれるよ！背高いし』

彼女はずっとキラキラしている。気が付けばその輝きをいつまでも見ていたいとさえ思うほど彼女に夢中になっていた。

けどこの時間は長くは続かない。

日が暮れて彼女を家に送り届けた。

貴『今日はありがとう。これよかったら貰って』

彼女から渡されたのはミサンガだった。