純粋メイド

夜ご飯何にする？ ページ5

亜嵐「よしっ、行くか！」

「はいっ！」




Aも準備が終わって、２人で近くのスーパーに。
Aはさすがにメイド服じゃ外出れないから、俺の服を貸してあげた。

いやぁ、このぶかぶか具合がいいよね〜。
ほら、A身長小さいからさ、その割に足細いんだけどね。




亜嵐「つーか今日の晩飯なににすんの？」

「うーん…迷い中です！」




迷い中だそうで。
俺は正直なんでもいいんだけどね？





亜嵐「あ、そうだ！トマト料理はなしだよ？」

「なんでですか？」

亜嵐「俺が嫌いだから」

「えぇぇぇぇぇ〜。
私はトマト好きなんですけどね〜」

亜嵐「俺が嫌いだからいいの」




新しくAのこと知れた。
俺と違って、トマトが好きなこと。





「じゃあ隠し味に入れたりして食べさせます！」

亜嵐「それ言っちゃダメじゃない？」

「あっ…」




どうしても俺にトマト食べさせたかったみたいだけど…
思ってること言っちゃあね〜。

Aって天然…あ、またAのこと知れた。
俺ってば、今日だけでAに夢中だな。




「決めました！今日はカレーで！」

亜嵐「わかった、でもトマト入れないでよ？」

「どーしよっかな〜」

亜嵐「はぁ！？おい、A！」




こんなの、側から見たら仲良しなカップル。
でもメイドと恋に落ちちゃダメなんだっけ？





…はっ！
俺ってばなに考えてるんだろう。

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