純粋メイド

帰ると ページ16

亜嵐「ただいま〜」






って言っても帰ってこない返事。
やっぱり寝ちゃったのかな。
…泣いちゃったりしてないかな？







亜嵐「A〜？…Aただいま〜？」

「んぅ…亜嵐さん…？」

亜嵐「ん、Aただいま」

「おかえりなさぃ…さみしかったです」

亜嵐「俺もさみしすぎた」







ソファーに体育座りでうずくまってるA。
相当さみしかったのかな…めっちゃかわいい。






亜嵐「A、なんで顔見せねぇの？」

「ん〜、顔にさみしいって出てるんです」

亜嵐「ふーん、でもさ俺さみしかったんだし顔見せてよね」

「あぅ、ダメです…なんか顔変なんで」

亜嵐「ご主人様の命令聞けないの？」

「…ん、聞きます」







ってしぶしぶ顔をあげてくれたA。
…ってそういうことか。







亜嵐「A…ごめん、泣くくらいさみしかったんだよな」

「うっ…亜嵐さんに心配されたくなかったんですよ、亜嵐さんだって疲れてるし…」






目が赤く腫れてるA。
安心して眠れない日が続いてたってのもあるし…






亜嵐「A、もう寝よ？」

「うん、なんか久しぶりの亜嵐さん嬉しいです」

亜嵐「っ///…俺も」

「なんか亜嵐さん、顔赤いですよ？」

亜嵐「そ、そう？」

「んー、勘違いかもです」






マジか、ついに俺照れちゃう。
まあA、鈍感だしとくにはね。








亜嵐「A、なんか体冷たくね？」

「ん〜、普通ですよ〜？」

亜嵐「いやぜってー冷えたって」

「…ん、亜嵐さんあったかいです」







…やっべー、これ俺がもたねぇ。
いきなり抱きつかれたら理性もたねぇよ。
まあこれでAがあったかいならいいんだけど。









「おやすみです、亜嵐さん」

亜嵐「おやすみA」

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